おくれがちで申し訳ないっす。日記です。9000字くらい。
月ノ委員長の作業配信を垂れ流しながらお絵描きしたり、『シャニマス』熱がまた再燃したり、『県警VS暴力団』で特殊警棒は隠し持ったら犯罪だけど公然と所持していたらそうじゃない(かもしれない)ということを知ったりした週。
※言及したトピックについてネタバレした文章がつづきます。ご注意ください※
1027(火)
仕事休み。
■ゲーム■
『シャニマス』久々プレイ。戦力増強するぞ~
▼P下手すぎて『シャニマス』プレイ断絶
『アイドルマスター シャイニーカラーズ』、いわゆる『シャニマス』の話をめっきりしなくなりました。
4月末に一キャラでTrueEnd達成できて以後、なかなかなかなかTrueEndの機会は訪れず、腐っていたというのが一番大きな理由です。
2周年を記念して実施された1日1回無料10連ガチャ期間と、さらには新規プレイヤーにもやさしい、本編TrueEndをしやすくするスターターデッキ的な編成が(三属性あるうちの一属性ぶん)くばられる”初心者研修”。これらの効用もむなしく、ぼくは所属アイドルをTEさせてあげることができない、低能プロデューサーでした。
ストーリーの最後にまつアイドルの甲子園"W.I.N.G"を優勝することはできる。W.I.N.Gに挑むまえのレギュラーシーズン32週間のなかで、ファン50万人をかかえるAランクアイドルになることもできる。……ただ、TEの条件である、それらを両方叶えたアイドルを育てることは、ぼくにはどうにも至難なのでした。
4月末のTEも、プロデュースアイドルが(オーディションを有利にすすめやすい、全体攻撃できる)強力な技を覚えるキャラだったからで、しかもプロデュースやオーディション中も運がよかったためにできたことでした。
個人攻撃の/そこそこ威力の技しか覚えられないキャラをプロデュースして、低確率でおこるラッキーイベント頼みでTEにたどり着く……出目がわかるまで時間がかかるサイコロを振っている気分です。つかれてしまいました。
{vtuberさんはじめ他プロデューサーのかたがたは、初心者研修で配備されたスタータデッキ的なサポートアイドル陣でTEを達成している(らしい)のだけど、自分と何が違うのかよくわからない。単純ステータスもパッシブのバフもそう変わらないように思えるどころか、自分より低いときさえあるのに、スラスラとTEしてしまっていたりして。「本当に同じゲームをやっているか?」と目を疑ってしまったりする。
知性とセンスに欠けているやからは、ただただ出目の悪いサイコロを振るしかない}
TE自体はいちおう達成しているから一区切りついたことにして、次回の大型キャンペーンまで保留しておこう……と、ログインボーナスさえ開かないようになりました。
▽ウィークリーにせよイベントにせよ;積みあげなきゃならない2流アイドルの屍
時限イベントが多いソーシャルゲームは、継続的になにかひとつのことをし続けるということが出来ない飽き症なぼくには難しい。
- ログインボーナスやデイリーボーナス・ウィークリーボーナスをこなし、そこで得られるガチャ石を貯め、アイドルのガチャを引く。
- 期間限定イベントをこなし、イベント産アイドルを☆4/Lvを上げる
- (特例)時代の節目でおこなわれる記念サービスでガチャを引いたりなんだりする
……あたりがあります。①や②を地道にこなしていくのがケの日々の下積みでしょう。
①は川原で砂金を探すに等しい苦行で、数パーセントのSSRを引いたとしてもおなじSSRがかぶることは少なくて、看板だけ立派な☆0SSRがデッキにそろっていくことになります。
重要なのは、②の期間限定イベント。
週替わり(とまではいかないまでも、かなりの)ペースでどんどん開かれていくうえに、TrueEndがむずかしいプロデューサーでも可能な範囲でミッションをクリアしていけば、そのイベントのアイドルが5枚確実にもらえます。
イベント限定アイドルは、ネットで「強い」と話題になるような、期間限定ガチャのSSRアイドルには及ばないけれど、SRどころかSSRクラスもいて、仕事をこなしさえすればシッカリ凸を重ねた☆4SRアイドルや☆4SSRアイドルが得られるわけです。*1
ただイベントをこなすのがダルいし、推しのアイドルひとりをどうすればTEにたどり着けさせられるか悩んでいる自分からすればシステム的に方向性に齟齬もあり、モチベーションが上がらないのでした。
(イベントに使えるポイントをもらえる条件が、イベントにかかわるユニットのキャラを育てよう、とか、同時開催のガチャ産アイドルを編成に組んで成功しよう、とかいうもので。
自分の手持ちで充実している属性と、イベントにからむアイドルの手持ち札の得意属性が一致するとは限りません。「サポートアイドルが充実していない=プロデュースアイドルのTEが絶望的」とはじめから知りながらW.I.N.Gに挑むのは、素朴に滅入るものです……。言いえて妙だったツイート。
ガチャゲーの大半が未だに苦手な理由が「手駒が足りない将棋を指してるような気分になること」。プレイヤーが介入できる戦術要素よりも結局手駒の強さが重要となると、何に楽しさを見い出せば良いのかわからない。 / “好きなゲームの続編がソシャゲで出て(序盤以外は)ク…” https://t.co/7ApA8jcELf
— 久住みずく (@kuzumimizuku) 2020年11月9日
なりますよね~こういう気分)
社会人が本業でゲームのほうは低モチベだと、そもそも「イベント開催に気づいたときには終了まであと1、2日しかない!」……みたいな感じなので、ぜんぜん縁がなかったのでした。
(そもそもイベント産アイドルが戦力になるほど強いと思ってなかった)
▽膝に「アイドル・ロード」を受けてな;コツコツやれば目に見えて成果が出る手ごたえとそのさきに待つ袋小路
思うに「アイドル・ロード」というモードは、ぼくにとって『シャニマス』プレイ継続意欲をそぐ罠だったなぁと思います。
ガチャのハズレであるR(レギュラー)アイドルに、ノルマをこなすことで☆をつけ、☆4で成長は止まらずSRへと変貌、☆4SRとなったら今度はSSRへと出世させていくことのできる、"経験値~レベルアップ型のアイドル札"が「アイドル・ロード」。
ガチャなどで手に入るSR・SSR札に恵まれず、TrueEndはおろかW.I.N.G.優勝さえ不安な序盤のプロデューサーにとって、灯織と歩んできたアイドル・ロードはとっても楽しい道のりでした。
W.I.N.G決勝へ進んだときの、ええ感じの雰囲気から一転、敗退した時の灯織の落ち込みようを何度も見てから、ついにAランク+W.I.N.G.優勝を果たしたときの達成感といったら!
特筆すべきはAランク+W.I.N.G.優勝したあとのエピソードですね。
「ついに迎えたわ……フェスアイドル誕生でいったん終わったかと思わせて、Cパートが待ってるTEの衝撃はvtuberさんの配信で見ちゃったから味わえないけど、じぶんで達成できたとなれば、喜びもひとしおでしょ……」
にたにたと気持ち悪いオタク・スマイルを浮かべながらクリックしていって、これまで同様なにもなくふつうにメニュー画面にもどったときの衝撃といったらもう!
……そう、「アイドル・ロード」産SR/SSRアイドルは、ほかの札とちがって、固有の札ストーリーがおこらないしTrueEndだって持たないアイドルだったのです。
前述のとおり、運に左右されない――やればやっただけプレイヤーの血肉になるタイプの――経験値蓄積型の成長軸は、じっさいには期間限定イベントが担っている。
しかし、まずぼくの目についたのは「アイドル・ロード」だった。
イベントの達成目標の「フェスアイドルをn人育てる」とか、「同時開催の期間限定ガチャアイドルでW.I.N.G.シーズン3突破」とかみたいなふんわりした(そして運も絡む)ものよりも、「アイドル・ロード」ははるかに"一人の"アイドルを”育てている”実感がある。
一歩一歩着実に、文字通りステップしていく「アイドル・ロード」が、どれだけがんばってもTrueEndにはたどり着けない、袋小路と知ったときの、徒労感と言ったらもう……もう!
「けっきょくガチャかぁ~。たはは。。。」
みたいな、(実情とはちょっと違う)落胆を抱いてしまうシステムだなぁと思いました。
「アイドル・ロード」産SSRアイドルは、SSRというよりSKWRですよ。
デイリー+ウィークリーミッションをこなしてガチャ石をかせぐ①の道が川原の砂金掬いなら、「アイドル・ロード」は賽の河原に入って石を積む行為。アイドルならぬサイドルですよもうこんなんね。賽の河原入ず、これがなまってシャイニー・カラーズとなったとする向きもあります。
▼下手P救済第2(3?)弾「W.I.N.G攻略ミッション」追加を知り、クリアする
委員長の『シャニマス案件』と、2.5周年を記念しておこなわれた大型キャンペーンに釣られて久々に再起動すると、「W.I.N.G.攻略ミッション」なるものが現れているではありませんか。
9月に新規に組まれたイベントで、どうやら「初心者研修」につづく下手プロデューサー救済ミッションっぽい。
(初心者研修で手に入れたのとは異なる、残りの属性のSRアイドルと出会える特別なガチャチケットや、それを即戦力の☆4/高レベルにできるSRトレーナーも用意してくれるミッション)
当時のイベントは『シャニマス案件』に出演された和久井優さんの演じている浅倉透のSRがGETできるというもので、これも再プレイしようという意欲につながりました。
何人かBランクアイドル(と、途中でつまずいてDランクアイドルも……)を育成しながら、「W.I.N.G.攻略ミッション」を完了。
復刻イベントでSSRサポートアイドル【トゥインクル・トゥインクル】大崎甜花(無課金で☆4になる/3倍ライブスキル持ち)をお迎えし、ここで、☆4イベントSSRサポートアイドル【おはようと日向に手を振る】三峰のライブスキルにも+がいっぱいついて3倍アピールになっていること(=アイドルによってはライブスキルがLvによって強化されること)に気づきました。無知ってこわいな。
1028(水)
■観たもの■
『液タブでライバーをいっぱい描くわよ【にじさんじ/月ノ美兎】』をリアタイ市長しながらお絵描きしました。
いちから社の運営するバーチャルYoutuber団体にじさんじに所属する月ノ美兎委員長がお絵描き作業配信をしていたので観ながらじぶんのイラストを進めました。
委員長にしてはかなり珍しい5時間におよぶ配信となりました。
これまでも『百物語配信』などの大型企画では、それを超えることがありましたが、ノープランでこの長丁場は異色なのではないでしょうか?
ふだんの配信の話題としてつかうにはパンチが足りないからと委員長が没にしたトピックや、明るく楽しく空気を温めるようなものではないために没にした話題をポツポツと語っておられて、なかなか面白かったです。配信時間もあいまって、ド深夜のラジオ感。というか、友達と泊りで遊んだ時の真夜中のダレ場みたいな。
あらかた遊びも積もる話も出きってしまって、ポツポツと話すだけだけど、それが心地よい……みたいな。
絵画教室にかよっていた思い出ばなしやそこから知った美大あるあるが面白く、変なにおいのする美大ヤンキーがこわいとか、謎の生態が知れて興味深かったです。
さまざま話されたなかには、
「日本画のひとは自分が描いているものの花びらの枚数まで把握しているけど、油絵のひとはそうではない」
といった血液型性格占いや念能力診断の絵画版みたいな話もでて、翌週べつの絵を描いているときに「ハッ!」とじぶんの絵を思わず見返してしまいました。
{『液タブでライバーをいっぱい描くわよ』配信を題材にしたイラストです。(11/25描き終わった)}
■描きもの■
『シャニマス案件』題材イラストを描き中
『シャニマス案件』を題材に、4時間くらいお絵かきしました。当時の所感は『#みとあーと #でろあーと(シャニマス案件配信より)』「作業工程経過記録」に書いてあります。
1029(木)
宿直日。
1030(金)
宿直明け日。
■観たもの■
vtuber『ヌン!液タブでライバーをいっぱい描くわよ【にじさんじ/月ノ美兎】』をリアタイ視聴しながらお絵描きしました。
いちから社の運営するバーチャルYoutuber団体にじさんじに所属する月ノ美兎委員長がお絵描き作業配信をしていたので観ながらじぶんのイラストを進めました。
委員長にしてはかなり珍しい7時間におよぶ配信となりました。
これまでも『百物語配信』などの大型企画では、それを超えることがありましたが、ノープランでこの長丁場は異色なのではないでしょうか?
■描きもの■
『シャニマス案件』題材イラストを描き中
『シャニマス案件』を題材に、6時間くらいお絵かきしました。当時の所感は『#みとあーと #でろあーと(シャニマス案件配信より)』「作業工程経過記録」に書いてあります。
■ネット徘徊■
『のっちはゲームがしたい!』第3回「謎解きで世の中を豊かにする、リアル脱出ゲームの生みの親・加藤隆生さんと遊んできました」を読む
『P.O.P Fes』で月ノ美兎委員長らとコラボしたPerfumeののっち氏の企画『のっちはゲームがしたい!』。寡聞にして存じ上げませんでしたが、もともとは『音楽ナタリー』での文字媒体の企画だったみたいで、あの番組はその出張版なのだそう。
Perfumeさんとのコラボ脱出ゲームの紹介から、脱出ゲームクリエイター氏との対談、のっちによるアフタートーク的なコラムの3本立て。対談の話題は脱出ゲームのことだけでなく、そのほかのビデオゲームのことにも発展していきます。
また、のっち氏の筆によるコラムでは、また別のゲームのプレイ談が語られていました。
(実況プレイヤーリスナーらしい苦悩が語られていてフンフンうなづいてしまった。そうなんスよね~……自分が気になっていて自分でプレイもしたいゲームを、実況プレイヤーがやっていたときのむずがゆさな~……)
と読んでいったらビックリ、
次回は、わたしが一緒にゲームしたい人をお呼びしてゲームしている様子と、その内のひとり月ノ美兎委員長との対談(……というか委員長に好きを伝えただけだったと記憶してます)をお届けします。初対面でゲームした直後の躁状態での対談ですね。
『のっちはゲームがしたい!』第3回 「謎解きで世の中を豊かにする、リアル脱出ゲームの生みの親・加藤隆生さんと遊んできました」3
次回は『P.O.P Fes』回の振り返り記事! しかも委員長とのトーク採録!
ちなみに委員長の「Life is Strange」実況。Episode.4での、あの決断の速さがかっこよくてまじで惚れた。あの即決。
あと新曲「それゆけ!学級委員長」の「ドーン!」の歌い方と、MVのサビで前髪がピラんってなってる……のが……可愛い……です!! では!
『のっちはゲームがしたい!』第3回 「謎解きで世の中を豊かにする、リアル脱出ゲームの生みの親・加藤隆生さんと遊んできました」3
"ちなみに話"のファンガールぶり! 思った以上に委員長の配信見てるんだなぁのっちさん。
次回も目が離せないですね。(追記;次回ぶんも公開されました。『P.O.P.Fes』で映されてない、本邦初公開の対談記事でした! のっちさんが委員長に行き着いた経緯も興味深かったです。風が吹けば桶屋がもうかるみたいないきさつだ……)
1031(土)
寝たり起きたりしながらお絵描きしました。
■描きもの■
『シャニマス案件』題材イラストを描き中
『シャニマス案件』を題材に、7時間くらいお絵かきしました。当時の所感は『#みとあーと #でろあーと(シャニマス案件配信より)』「作業工程経過記録」に書いてあります。
■読みもの■
独特な味が劇的さへつながる世界の、劇的な光景;『県警VS暴力団 刑事が見たヤクザの真実』読書メモ
九十四万人の人口を擁する政令指定都市・北九州市。その中心に建つ小倉城の城内に八坂神社がある。当時の城主・細川忠興によって建てられた四百年の歴史を誇る同社には、毎年正月に市内最多の十万人近い参拝客が集まる。神社には複合商業施設「リバーウォーク北九州」が隣接し、車寄せを抜ければ国道一九九号線にぶつかる参道となっている。
毎年、その国道沿いで高級車を降り、参拝客でごった返す参道を我が物顔で上がってくる異様な集団がいた。宮司から新年いの一番に祈禱を受けるのはこの集団と決まっていた。
野村悟会長(当時)をはじめとする暴力団「工藤會」の幹部一行である。
工藤會の対策本部がある福岡県警小倉北署は八坂神社の目と鼻の先にある。彼らが一般の参拝客を押しのけたり、脅したりでもすれば、迷惑行為として警告、場合によっては逮捕もできた。
だが、彼らはそんなことはしない。何も言わなくても、参拝客は黙って道を開けるからだ。
文藝春秋刊(文春新書)、藪正孝著『県警VS暴力団 刑事が見たヤクザの真実』kindle版3%(位置No.2726中 59)、「はじめに」より
それは何ですか;
北九州市は福岡県警小倉北署に、昭和50年から平成27年の定年までつとめた著者による、県警VS工藤會の回想録です。
著者がヤクザと初対決した昭和55年から(つまり平成4年の暴対法以前から)、工藤會の3トップが逮捕されたり八坂神社やホテルなどに「ヤクザお断り」が張られたりした平成の終わりまでを中心として描かれます。
読んでみた感想;
さきに引用したとおり、幕開けからして劇的。楽しい本です。
元旦の神社のひとごみにもかかわらず、人海がかってに割れてスイスイと進めるヤクザ……という姿には、「鳥居の真ん中は神様の通り道なので、ひとびとは自然と避けて通る」という神社のならわしを思い起こさずにはいられませんし。
そんなヤクザに対して、"転び公妨"的なみみっちい小細工でもって一泡吹かせられないかニラんでいる県警のようすもまた素敵です。なんだか、神のごとき存在をなんとか人の理に捕えようとするみたい。
みかじめ料を支払わなかったお店がひどい目に遭うとか、なんか手榴弾が平気であるらしい……みたいな、暴力団にまつわるニュースや世間話・あるいは「修羅の国」ミームは聞いたことありますよね。でもさらに詳しく、
「じゃあ実際どんな目に遭うの? 手榴弾がつかわれた現場はどんなかんじ?」
と思うと、よくわからなかったりする。
そんな疑問に対して本書は、
「へぇ~駐車場の車に塗料剥離剤、店内に強い農薬、糞尿をばらまかれたりするんだな~」
「はぁ~ソファがひっくり返り、トイレの小便器が粉々になり、壁紙で塞がれた窓はガラスが外に砕け散っていたりするんだ~」
と答えが得られる本です。勉強になりますね。
かように映像喚起力のたかい本ですが、同時に、社会に属する人の書いた文字媒体としての強みももちろんあります。
組員は「戦闘服」と呼ばれる揃いの作業服を着ており、半長靴に、 腰には特殊警棒とメガネケース大のポケットベルを身に着けていた。
文藝春秋刊(文春新書)、藪正孝著『県警VS暴力団 刑事が見たヤクザの真実』kindle版5%(位置No.2726中 116)、「一 取締りあるのみ、の時代」ヤクザとの初対決より
といったところは映像作品でも知れそうな部分ですが、
特殊警棒は隠して所持すれば軽犯罪法違反となるが、彼らは公然と携帯していた。
文藝春秋刊(文春新書)、藪正孝著『県警VS暴力団 刑事が見たヤクザの真実』kindle版5%(位置No.2726中 117)、「一 取締りあるのみ、の時代」ヤクザとの初対決より(太字強調は引用者による)
といったところは見ただけではわからない専門家の知見ですね。そうなの!?
なんかこう、強いオスはよりデカくて派手なツノを周囲にアピールする的なアレだと思ってました。そんな理にかなった行為だったんだアレ……。
(ほかにも、福岡県警の人事異動がおこなわれる3月と8月をねらってヤクザが活性化する~なども興味深かったトリビアでしたが、地元のかたからすれば「そんなことも知らないの?」という常識だったりするんでしょうか……。
個人的には常識だったらおもしろいなぁと思います。
年末年始や年度末に点数稼ぎのネズミ捕りは増えるよね、安全運転しような、みたいなノリで、「3月8月だから気を付けないとな」みたく話されたりする日常があるとしたらスゴい)
まじめに読んでいますが、上の表現などなどがミサワ的な何かだったりやしないかという疑念をもたなかったと言えばウソになります。詳しい人の感想もお聞きしたい。
(「あ~特殊警棒か~公然と持ってるな~~~"隠して携帯"してるなら軽犯罪法なんだけどな~~~ザンネンだな~~~」的なニュアンスの、やらない言い訳だったりしないか? という疑念)
今著では風防法以前の時代、ヤクザの事務所に警察があいさつ回りにいって、ヤクザの下っ端から小指のかけた手で給茶をされる「牧歌的」状況について語っていたりもして。
カントリー音楽がふんだんに使われ、鑑賞者がその撮影構図をフランドル絵画にたとえたりする『欲望のバージニア』とかみたいに、牧歌的なルックでそういう時代を描いてみる作品があっても面白そうだなぁと思いました。
{ただまぁ、そういう語り口のヤクザ物も、ぼくがその分野にうといだけで、すでにあるんでしょうね。
(扱うものは似て非なるものでしょうけど、髙橋ヒロシ氏のヤンキー漫画を読んだときに、独特のニックネームのついた凄い不良たちの武勇伝・噂話をえがいたエピソードから「不良漫画をフォークロアとして描くこともできそうだなぁ」と思いつつも、「いやこの辺の質感を他界隈の語り口(異世界転移なろう系オタク男主人公視点や、恋愛ケータイ小説の女主人公視点など)と組み合わせ昇華したのが、ヒロシはヒロシでも石川博品氏のほうの『夜露死苦! 異世界音速騎士団"羅愚奈落" ~Godspeed You! RAGNAROK the Midknights~』だったりするのか……?」トカナントカうだうだ考えていましたが)}
1101(日)
宿直日。
■描きもの■
『シャニマス案件』題材イラストを描き中
『シャニマス案件』を題材に、3時間くらいお絵かきしました。当時の所感は『#みとあーと #でろあーと(シャニマス案件配信より)』「作業工程経過記録」に書いてあります。
■暮らしもの■体のこと■
クソほど些細な陰謀論の萌芽
尻を拭こうとして、からのトイレットペーパーに遭遇したとき、陰謀論的な猜疑心とフラストレーションに包まれます。
「どうしてこうもおればっかり」
「他人に面倒を丸投げして、自分の手を汚さないでのうのうとしているやつがいる」と。
ダン・アリエリー著『ずる ごまかしの経済学』は、
「粉飾会計操作により登りつめたエンロンの所業は、一見すると、一部のエリートが明確な悪意を持って行なったように思える。
でも人間は解像度のひくい生き物で、"ちょっとくらいはいいだろう"とささやかな(ようにその人には思える)利己的な行為をしてしまいがちなんだけど、実はエンロンもその延長線上のできごとなのでは?」みたいな推察を、さまざまな事例を挙げつつしていました。
経済学者ティム・ハーフォード氏が著書『人は意外と合理的』で告白した犯罪とは、そしてかれの唱えるSMORC=「シンプルな合理的犯罪モデルSimple Model of Rational Crime」とは?
人が不正を犯すさいの価値判断について、アリエリー氏は(先述ハーフォード氏のSMORCモデルのような)先行する論考を紹介しつつ、それだけでは説明できない部分をかんがえていきます。
たとえばワシントンDCにある"芸術のためのジョン・F・ケネディ・センター"の会計上の年間売り上げ40万ドルのうち、15万ドルが毎年ゆくえ不明になっている。その理由はなぜか? とか。
そういう本を読んでいながらこういう思考が鎌首をもたげてくる自分がこわい。
■社会のこと■
省かれたのは鉄筋じゃなくて……;中央自動車道工事の報道から邪推する。
続報に対して「鉄筋をぬいたところで何の利益が……」みたいな話がありましたが、そもそも鉄筋じたいは現場へ用意されていたけど、入れなかったという感じらしいですね。
「今年1月、作業中に弊社のベテラン従業員が工事を終えたばかりの橋脚の下に、鉄筋が野晒しになって放置されているのを発見。橋の強度を上げるために使う鉄筋が、こんなに沢山余るはずがないことは経験を積んだ職人なら即分かる。(略)」
ところが、従業員が大島産業の現場担当者に伝えると、こう返ってきた。
「鉄筋が余っているなら、早く片付けろ」
文春オンライン、『NEXCOは調査指示「鉄筋不足で崩落の恐れ」中央自動車道の手抜き工事を下請け会社が実名告発』より(略は引用者による)
さらに告発された企業は職員とのトラブルも最近めだっていたそうな。
大島産業を巡っては、従業員に高圧洗浄機を噴射するなどの悪質なパワハラで賠償命令を受けたほか、残業代未払い、工事代未払いなどのトラブルが相次いでいる。
文春オンライン、『NEXCOは調査指示「鉄筋不足で崩落の恐れ」中央自動車道の手抜き工事を下請け会社が実名告発』(2ページ目)より
邪推だけど、はぶかれたのは鉄筋じゃなくて、普通の工事を行なう技術・経験をゆうした人員なのでは……。
1102(月)
宿直明け日。
■描きもの■
『シャニマス案件』題材イラストを描き中
『シャニマス案件』を題材に、3時間くらいお絵かきしました。当時の所感は『#みとあーと #でろあーと(シャニマス案件配信より)』「作業工程経過記録」に書いてあります。
■削除■
素朴な反感についての素朴な記述を削除しました。
ここには日々インターネットをめぐっていて覚える素朴な反感が素朴にしるされていました。読み返したら恥ずかしくなったので削除します。
*1:凸=同じアイドルの札や☆を増やせる特殊な札を複数枚そろえて合体させること。ガチャでランダムに手に入れるアイドルでは難しい。
☆(≒凸回数)が増えると強力な技やステータスバフがアンロックされるので、イベント産☆4SSRはもちろん、イベント産☆4SRだって、ガチャ産期間限定SSRの☆0よりもよほど戦力になったりする。