日記です。1万字くらい。にじさんじの案件配信の方向性がだんだん定まってきたのかなぁという印象をいだいた週でした。あとファンタジーASMRの存在も知った。今週からサムネ用のイラストを描くと意気込みました。
※言及したトピックについてネタバレした文章がつづきます。ご注意ください※
1020(火)
宿直明け日で仕事休み。また寝て過ごしてしまった……。
■読みもの■
見えるぞ、市川京太郎の100冊企画が……;『僕の心のヤバイやつ』karte.56「僕は探られた」読書メモ
陰キャな主人公市川京太郎の本棚に、円上塔の『文字禍』(こちらの世界では円城塔氏が『文字渦』という、中島敦『文字禍』を参照した小説を書いています)がささっていること。これが読者に思わぬダメージをあたえていました笑)
1021(水)
■ネット徘徊■
4gamer.net『[CEDEC 2020]「バーチャルアクターの心理ケアの課題と対応案」をレポート。キャラを演じる心労などバーチャルYouTuberの現状が明らかに』を読む。
難しいなぁと思いました。誰もがすこやかに過ごしてほしいものです。
1022(木)
■ネット徘徊■
杞憂ぼく民族としての血がさわぐ;かえみと『シャニマス』コラボ配信報
10月23日(金)18時からにじさんじ所属の月ノ美兎さん、樋口楓さんにシャニマス2.5周年記念配信をしていただくことになりました!
— アイドルマスター シャイニーカラーズ公式 (@imassc_official) 2020年10月22日
番組後半には、杜野凛世役 丸岡和佳奈さんと浅倉透役 和久井優さんも出演予定ですのでみなさんお楽しみに!!https://t.co/h9bLRKTwS5#シャニマス #にじさんじ pic.twitter.com/bZPmh65W6m
いちから社の運営するバーチャルYoutuber団体にじさんじに所属する月ノ美兎委員長と樋口楓さんが『アイドルマスターシャイニーカラーズ』公式とのコラボ配信をすることになりました!
委員長の実況プレイ配信から『シャニマス』をプレイし課金し、またまた委員長の『アイマス』楽曲語りから歌もちゃんと聞いてみるようになったぼくなので……
「あたしはアイドル!ファンのために全力で頑張る♡」
↓
「だから憧れの先輩の告白には応えられません…恋ができない私だけど、恋の歌を歌い続けます…」
(略)
特に「全力アイドル」で告白された(けどアイドルだからされた直後に逃げた)先輩と廊下ですれ違って、喉元まで出かけようとした言葉をかき消すように入ってくる「I!D!О!L!アイドル!!!!ヤッホ~~!!!」のファンコール、そのコールに応えるように、自分に言い聞かせるように「あたしはアイドル、アイドル」から入っていくラスサビ、こんな流れもう背筋ゾクゾクですよ。こんな酷な歌あります?しかも「だめだめ!プロデューサーから怒られちゃう!」ってセリフで先輩への想いを振り切るんですよ、「アイドルマスター」で…。こんな…こんな……こんなのって…
note掲載、月ノ美兎『あけましておめでとうございます!!』より
……個人的にはうれしいコラボです。たのしみたのしみ。
(とはいえ、反発されるかたが出るのもわかります……)
自分に合った視力のスチパンなゴーグルを手に入れるための検査を受けよう、妖精の残した小さな便箋を開こう、ドラウナーの舌の音;異世界をより近くに感じるためのASMR
胸元をおおきく開いたクリッカブルなサムネイルに釣られまんまとクリックしたぼくは良い意味でだまされました。
ASMRのなかには、なにかの仕事をマイムするものがありますが(お化粧ASMRとか美容院ASMRとか、はたまた看護師や医師、歯科検診のASMRなど)、これはそのファンタジー版なのですよ。
ASMR MOODさんのこの動画では、動画投稿者はゲーム版『ウィッチャー』シリーズのコスプレをし、さらにASMRの鳴り物としても現実世界に存在しないファンタジーな代物を用意しています。{悪霊の粉(Spectur dust)をけずって(29:39)、そこへノミノツヅリ(Arenaria)の草花などをフラスコに入れたり(34:25)。ドラウナーの舌(1:13:58)を手に持ってプルプルふるわせてみたり}
動画内で表示される字幕も、フォントデザインからそれらしいものを活用し、雰囲気をもりあげます。
こういうタイプのASMRもあるんだなぁと感心してしまいました。
こちらはGoodnight Moonさんの薬草学者(ハーボロジスト)ASMR。
1:18:49~では、指よりも小さい小包みをひらいて、なかの封筒(蝋付けもある!)をひらいて、小さな妖精から届いた手紙を確認したりします。
これはMoonlight Cottage ASMRさんによるスチームパンク検眼医さんによる、視力検査~ゴーグルのフィッティングASMR。
3 2.75 2.5 2.25 2 1.75とこまかく数字が記された木箱にならべられた無数のゴーグルを指でカタカタとさらい、そこから一つをピックアップしたりします(9:00~)。
前2者2作品の動画では、用意した事物を指先でトントン叩きながら撫でてみたりなんだりという、おなじみのASMR仕草がそのまま出てきましたが、こちらのMoonlight Cottage ASMRさんの指トントンは、検眼医さんが「どれにしようかな」という感じで指先が迷う結果として出てきており、さらには、これまたASMR仕草のひとつである、"オノマトペをささやきで連呼"も、内省的な研究肌のひとが独り言をいっている……といったていでこなされています。
ASMRの型を、マイム先の世界・人物になじむかたちで取り入れており、没入感がより高い。
1023(金)
■ネット徘徊■
vtuber『アイドルマスター シャイニーカラーズ2.5周年記念配信【にじさんじ/月ノ美兎/樋口楓】』をリアタイ視聴しました
『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(愛称シャニマス)サービス開始2.5周年の記念配信がなぜか月ノ美兎チャンネルで行われたのでリアタイ視聴しました。
ホストは月ノ美兎委員長と樋口楓さん(愛称でろーん)、いちから社の運営する団体にじさんじに所属するバーチャルYoutuberさんですね。ゲストとして丸岡和佳奈さん和久井優さんがいらっしゃいました。丸岡さんは『シャニマス』杜野凛世役、和久井さんは『シャニマス』浅倉透役の声優さんです。
場所はなんとバンダイナムコエンターテイメントのスタジオ(!) 『シャニマス』プロデューサー高山氏らが舞台袖で見ながらの案件配信です。
前半は委員長とでろーんが『シャニマス』についてああでもないこうでもないとオタクトークをし、後半は委員長とでろーんが『シャニマス』声優さんへああでもないこうでもないとオタク質問を主にしていました。
委員長は『アイマス』オタクで、配信やnoteでさまざま言及しているほか、『シャニマス』も第一シナリオ『W.I.N.G.』編は全キャラ実況プレイ済み、配信外でもアレコレやられている模様。
でろーんも、委員長に誘われ『シャニマス』をプレイし、ゲーム内のユニットの一つ”ストレイライト”ファンに。また、ランティスからデビューしたでろーんは、『シャニマス』楽曲がランティスから出ている関係で、ストレイライト、ノクチル(=和久井さん演じる浅倉の所属するユニット)のリリースイベントに舞台裏から遭遇したことがあるんだとか。
『シャニマス』の朝コミュを模した視聴者参加型3択クイズから幕をあけた前半のトークでは……
「『シャニマス』劇中アイドルがブログをやるとしたらそのタイトルは?」
「『シャニマス』アイドル(と委員長とでろーん)が一つの教室に集まったらその席順は?」
……というお題であれこれ談笑されました。
さまざまなアイドルのブログタイトルを考えた委員長に対して、でろーんはストレイライト一極。キャラの性格だけでなく、劇中イベントでチラチラ描かれているキャラのSNSでどんなことを書いているらしいかなども汲んだうえで、タイトル名やブログ看板だけでなく、それぞれのアイドルがそうブログバナーを作るに至った経緯のショートストーリー的なものもふくめた想像を披露していました。
芹沢あさひや冬優子のブログタイトルについては両者がそれぞれの考えを持ち寄る解釈バトルのおもむきも。
席順を決めるコーナーでは、一人ひとり話題が無限にふくらんで、自分たちと近接する四方さえロクに埋まりませんでした(笑)
興味深かったのが、実況プレイではたいそう執心していた樹里などにたいして、委員長は「クラスメイトとしてはわたくし話しかけらんないと思う……」とシリアスなトーンで尻込みしていたこと。
『アイマス』シリーズのシステムやシナリオについて、
「プロデューサー(年上・男性・スカウトする側)の、アイドル{年下(場合によっては小中学生)・女性・スカウトされる側(アイドルに興味ある人ばかりではない)}に対する態度{常体⇒敬語、ボディタッチが可能(アイドルからの好感度が上がれば、ゲームを有利に進められる体調パラメータに加点)}ってどうよ?」
という否定的な疑問というのはアレコレ出ているし。
ぼく自身もまた、俺嫁ハーレム好きのぼんくら萌え豚としての自分と、MeTooやらBorn Sexy Yesterday批判やらマンスプレイニングやらを耳に入れてる自分とのあいだで揺れ動いたりするわけですが……。
委員長の考えからエスカレートして「もしかすると、『アイマス』プロデューサーの造形は、じぶん(プレイヤー)とは違うキャラ(プレイヤーキャラ)だからこそ、じぶんではとてもじゃないけど取らない行動をゲームのなかで取ることに抵抗感をなくしてくれている部分もあるのかな?」みたいなことをちょっと思ったりもしました。
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」
と『呪怨』じみたことしか言わない委員長の朝コミュから再び幕をひらいた配信後半は、ついに声優さんが登壇されてのトーク。
サービス開始時からのキャラ凛世を2年以上演じ・リアルイベントでライブもこなしている丸岡さん、今年になってから表舞台にあらわれた最新キャラ浅倉を演じる和久井さんのおふたりから、舞台裏をききだしていきます。
質問としてあがったのは、『シャニマス』のオーディション参加時のようすはどうだったか? お二人がそれぞれのキャラについてどのような印象を抱いたうえでレコーディングにのぞみ現場でどのようなディレクションを受けそこからどのように演じているか?
委員長はソニーから・でろーんはランティスからそれぞれCDを出し更にはライブなども行なっていることもあってか、シャニマスキャラクターとして歌うことへの質問も出ました。
丸岡さんのソーラン節などおなじみらしい話題もありつつ、和久井さんが別キャラのオーディションに受けていたというのは初出情報もでてきたということで、『シャニマス』ファンの諸姉諸兄にも益ある配信になってくれていそうな感じがします。
***
にじさんじ配信者二人をモデルにした朝コミュパロディは、場の空気を温めるための良い一手だなぁと思いました。
リスナーにとっては数字を一文字打つだけでチャットに参加する第一歩をふめてしまいますし、声優さんとっては正解でも不正解でもリアクションを取りやすい糞クイズです。(『京フェス2020』でも思いましたが、簡単なアンケートに答えてもらう方法などのテクニックは、どっかできちんと学んでおきたいな)
また、今回登場するにじさんじ配信者がどんな人物かサラッと紹介的な役割をはたしもしていそうです。
(選ばれこそしませんでしたが、でろーんへの選択肢に「ミントガムはどうか?」という旨のものがあったのは、後半でワンコーナー設けられた珍妙食レポクイズにつながる補助線だったのかなと思います)
***
にじさんじに舞いこんだ案件配信というと、量としてはゲームの実況プレイ(『ロードモバイル』やPS5先行体験など)や映像作品の同時視聴配信(委員長らの『かくしごと』『ムカデ人間』実況配信、でろーんら『100万の命の上に俺は立っている』実況配信など)のイメージが多い気がします。ロケ的なもの(舞元力一の『にじのグラフィア』体験配信、委員長の『プリズムステラ』体験レポ動画)もここに含めてよいかもしれない。
ただコレぼくとはあんまり相性がよくなくて、映像作品は実況されると本編に集中できないし、案件という看板がのっかってしまうと「これは本音なのか建て前なのか?」みたいなバイアスから曇って見えてしまう。
他方、量としては少ない気がするけど、案件を題材に雑談や作品語りをするような配信もある。(既存のTV番組で言えば、『アメトーーク』的な方向性や、あるいは『BSマンガ夜話』的な)
印象的なのは『デリケアエムズ』とその社製vtuberエムズーンとの案件配信。委員長らvtuberが股間大学のオープンキャンパスに来たというていで、デリケートゾーンのケアをおこなう『デリケアエムズ』について学んでいくトーク配信です。フリップ大喜利みたいなもので楽しかった。
あるいは、「『ハンター×ハンター』の劇中特殊能力"念"(個人の才能だけでなく、人格と関係があるらしいとの劇中情報がある)とその劇中診断方法を、にじさんじ配信者でおこなったら……?」という配信。{のちのツイートによると案件をふくむ配信だったらしいのですが程度は不明(もしかすると「こうして具体名を出してネタにしてよいかどうか?」とお伺いを立てて許可をもらった程度のお話なのかもしれない)} 劇中能力とその使用シーンを紹介しつつ、にじさんじ配信者の性格と個性に当てはめると/どんな念能力がほしいか、ホストふたりがああでもないこうでもないと話したりゲスト配信者じしんが話したり、委員長作成の念能力診断動画(実写)のネタに笑ったり……と、楽しい配信でした。
{『週刊少年ジャンプ』作品とにじさんじの配信というと、緑仙さんらがやられている『にじさんじライバーがテニスの王子様の学校に通うならどこ?』『#にじさんじテニスの王子様トーク』などもよかったですね。
時系列としては上に書いた順ですけど、『#にじさんじテニスの王子様トーク』のほうが一見さん向け。
『テニスの王子様』の好きなキャラや好きなエピソードを参加配信者がそれぞれ語るというもので、『テニスの王子様』を知らなくても配信内の説明がかなり具体的なので問題ないし、お笑いのネタにされがちな部分じゃなくって、関係性とかドラマとかにフォーカスを合わせられた内容で、『BSマンガ夜話』とか好きだったかたはこれも楽しめるんじゃないでしょうか。
(とくに、主人公リョーマが記憶喪失になり、ここまで一緒にテニスをやってきた仲間やライバルが駆けつけて記憶を取り戻すエピソード。これについて、「リョーマが試合で発揮する無我の境地や、ラスボス的存在の技で五感を奪われじぶんを見失いつつもあらたに見出した天衣無縫の極みの変奏的なエピソードなのでは?」と、参加者のひとり卯月コウがトークをしていくなかでひらめく所がアツい)}
今回の『シャニマス』案件配信は、これら後者の方向性のもので、非常によい塩梅だったなぁ~と思います。
配信前半でおこなった『シャニマス』をお題にした妄想トークも、配信者の空想という中継をはさんだ作品評キャラ評というかんじで、案件らしさが薄れつつそれでいて配信者の生の感想らしさは強まったトークという、案件を持ち込んだスポンサー/受けた配信者それぞれにとってメリットのある企画だったと思います。
×(案件として依頼された)ゲーム→(案件をうけた配信者の)ゲームプレイ→配信者が感想を言う
……という構図だと案件/請負者の主従関係は一方的。
○(案件として依頼された)ゲーム→(案件をうけた配信者が)ゲームプレイ⇒(案件をうけた)配信者がゲームと異なるがそれにまつわる独自企画を立てる→独自企画の所感を述べる(≒間接的にゲームの所感も述べることになる)
……という構図だと、配信者はただ受け身なだけじゃなくなり、そこで発せられる案件のおはなしも、配信者が主体的に発信した能動的な声として聞こえてくる。
そんな印象をいだきました。
{×○表記しました(し、ぼくは後者のほうが好きな話題です)けど、話をわかりやすくするための記号・色変えで。これが良し悪しの問題かはちょっと分かりません}
1024(土)
■考えごと■
corpsとcorpseの言葉遊びを日本語にする
ワッツ"ZeroS"で、主人公同様に死から蘇ったゾンビ兵仲間であるティワナとの会話に出てくる"Fellow corpse"という呼びかけ。日本語だとどうなるか。「よう死体仲間」みたいな?
— くれい (@clementia1960) 2020年10月23日
corps(軍団/団体)とcorpse(死体/死骸)、あとcorpus{①(書物や資料の)全集・集積・総体/②死体}は、大元は(身体を意味する=)ラテン語corpusから派生した言葉*1で、これらの言葉遊びはいろんな作品・論考でのぞけるものですが、日本語に訳すとしたら、う~んコレたしかにどうしたら良いんでしょうね……?
兵隊+遺体=兵遺体とか、あるいは兵士+屍=兵屍とか思い浮かびましたが、いや、ダジャレにすればよいというものではないなと頭をかかえてしまいました。
元々からある程度関連がある語同士をひっかけた言葉遊びと、元々関連性はない語同士を無理くり結びつけたダジャレとでは雲泥の差があり、前者と後者とでは、言って似合うキャラがまた変わってくるよなぁなんて思いました。
(後者は言ったとたんに加齢臭が漂うと云いますか、無理くりダジャレを言うオッサンが言うなら良さそうだけど、かっこいいスマートなキャラが言える語彙ではなさそう)
1025(日)
宿直日。
■機械音痴■
液晶タブを買ったらペイントソフトを右クリして互換性をチェックしろ
WacomOne13を買ってお絵かきしようとしましたが、お絵かきするまえに四苦八苦してなにもできませんでした。
はからずもデュアルディスプレイ体制になり申し、液タブでひらいたのではないモニタ側に位置するウィンドウをどう液タブ側画面にもってくるか分からなくてまず一苦労しました。
数分で解決し、「こっちで設定せずともモニタふたつ繋いだら、パソコンの側が勝手にデュアル式に自動でやってくれるんだ……(?)」と興奮しつつ、ドラッグしたウィンドウを画面端にひょいひょい往復させて楽しみつつ、ペイントソフトを起動。
描こうとするも描けない。
ペンタブレットの位置調整を何度やってもペイントソフト上のポインタが荒ぶるので困りました。
▼症状の原因と解決策
結論から言うと、両モニタのサイズ比の違いによるものでした*2。これを解決するには……
ペイントソフト(の起動プログラム)を右クリックし、「プロパティ」を左クリックし、そこで出てきたウィンドウにいくつかあるタブのなかから[互換性]タブをえらび、「設定」の項目の[高DPI設定では画面のスケーリングを無効にする]にチェック。
……とする必要がありました。
「SAIを使うと、ペン先と描画位置がずれる。」(ワコム公式Q&A)が参考になりましたが、この症状・対策はSAIに限らず、Clip Studioなどほかのペイントソフトにも当てはまります。(なのでそれぞれのソフトごとにチェックする必要がある)
▼液タブ設定試行錯誤詳述
▽症状
アナログのペンの位置と、デジタルのポインタの位置がズレるし、そのせいか、クリック・ドラッグが変な風になる。
『CLIP STUDIO』でもほかのペイントソフト『SAI』でも同様で、非タブレットのマウス操作でのポインタは問題なしなのもどちらも共通。
(マイクロソフトにデフォルト装備されている『MSペイント』ではマウス同様にペンタブレットも線が引けます)
▽試行錯誤①
板タブ使用時は、有線の先代マウスと板タブペンとが混線してグニャグニャ動くことがありました。タブレットだけでなくマウスも新調していたのですが、当代のマウスはコードのクセで物理的に勝手にうごくことがあり、
「静止しているつもりの有線マウスがじつは微動していて、液晶タブレットとはげしい主導権争いをしてしまってるのでは?!」
と推理し、有線マウスを抜いたり、板タブのほうも抜いたりとしました。
抜いたところで変わりありませんでした。そうじゃないみたい。
▽試行錯誤②誤回答への到達
「Wacom One 描けない」「Wacom One ペン ずれる」
などでググって出てきた下記リンク先の記事を参考にいじくるも、これまた解決できませんでした。ペンタブレットのワコムさんと、ペイントソフト『CLIP STUDIO』さん両方の公式の記事が出てきて良い塩梅だと思ったんですが、じっさいは何もよくなかった。
記事どおり、ペンタブレットの位置調整をしてみたり、ドライバをアンインストール&再インストールしてみたりするも、症状はかわらず。
さらにググリつづけて、ようやくこの項の前半でふれた、真の原因と対策にたどりつけたのでした。
1026(月)
宿直明け日。
■読みもの■
『チェンソーマン』読書メモ
この先の展開が一向に分からないのはこれまで通り変わらないなんですけど、キャラが生殺与奪の権はもちろん人格形成レベルまで抑圧された展開がつづいたなかで、なじみのキャラがこれまで通りの顔を見せてくれると世界に安心がもたらされるなぁって思いました。
■ネット徘徊■見たもの■
vtuber『にじ×マジ ~絶対にDLしないライバーVS絶対DLさせるライバー~』をアーカイブ視聴しました
いちから社の運営するバーチャルYoutuber団体にじさんじの面々が『マジ×カミ』にかんする案件配信をやっていたのでアーカイブ視聴しました。
『マジ×カミ』既プレイヤーが未プレイの配信者にむけ、プレイしたくなるようプレゼンをするというていの配信で、未プレイ配信者はダウンロードしたくなったら手元のボタンを押し、100になった配信者の数だけ『マジ×カミ』一般プレイヤーへの特典が多くなるというもの。
先日の『シャニマス案件』といい、にじさんじ配信者で案件配信をする枠組みがだんだんと固まってきたのかなぁという印象をいだきました。
『マジ×カミ』側が台本/紹介エピソードを決めたのかな~? とは思いますけど、悪くはなかったですね。型としては、ニコ生とかで見たような企業主体のゲーム紹介配信にちかいかな。既存の企業配信でタレントさんや声優さんが担っていた役割をにじさんじ配信者が受け持ち、そこからさらにプレイ済みの配信者からの所感などによって味がちょい足しされてる感じ。
(『シャニマス案件』の日記で書いた通り、作品語りをおもしろがる人間なので、今回は趣味にドンピシャというわけではなかったです。
ぼくの趣味で言えば、でびでび・でびる様によるドレスストーリー語りや、敵クリーチャーの造形・検索かけても画像がでてこない黴体生物となったひとびとのようすについて語るところが、一番興味をひかれました。
ただまぁそもそも『マジ×カミ』についてあまりよく知らなかったぼくとしては、「こんなゲームだったんだ」と面白くはありました)
『トリビアの泉』タモさん枠を自称した委員長が、『マジ×カミ』本編のヒロインピンチシーンをプレゼンされたことで、「おほぉぉぉ♡」とボタンを連打させたところが知的なバトルマンガのようでよかったです。(痴的な間違いでは?)
(今回は掛け合い自体は楽しかったものの、わりと趣味が似通うかたがそろっていた感じがします。
プレゼンされる側の趣味をもっとバラけさせて、キャラ萌え・関係性萌え・エロに弱いひと・ストーリーを読み込むひと・ゲーム性を重視するひととか、別の評価軸をもった人に訴えかけるようなものにしたら、プレゼンとしてよりクッキリ楽しいかもと思いましたが……うまくやらないと、商売っ気が濃く出て通販番組的にクサくなりすぎてしまいそうですし、むずかしいですねぇ)
『マジ×カミ』案件常連の卯月コウさんが台本ガン読み感バリバリのたどたどしすぎるプレゼンを披露し、「コウ、おれ悔しいよ……」とヨルシカnabnaさん面で歯がゆく思いました。
着せ替え撮影モードの紹介についてだけ言えば、ほんとうに『【マジカミ】殴った運営がお仕事くれた件について 新機能で女の子を撮りまくる【卯月コウ/にじさんじ】』のほうが優秀なんですよ。だいぶ印象がかわってくると思います。
撮影モードがあるゲームはけっこう標準装備感がでてきてますし、着せ替え撮影モードにしてもむかし委員長がやられていた『閃乱カグラ』シリーズなどさまざまあるわけで、
「なにをいまさら! 委員長がカグラの配信や詩子おねえさんが『DOA』の配信でやられていたとおり、われわれ萌え豚はキャラに卑猥な服を着せて卑猥なポーズを卑猥なアングルでさんざっぱら撮ったよ!」
とせせら笑う諸姉諸兄もいらっしゃることでしょう。
でもこういうモードは、プレイヤーの創意工夫次第でさまざまなシチュエーションが撮れるんですよね。
『アンチャーテッド』や『ワンダと巨像』のような、映像美で有名なゲーム群のフォトモードをプロの写真家が用いてみたらどうなるかとか、そういう記事もありましたが……
……『マジ×カミ』でもおなじことで、『【マジカミ】殴った運営がお仕事くれた件について 新機能で女の子を撮りまくる【卯月コウ/にじさんじ】』の後半・リスナー投稿コーナーでは青春の一ページというような写真があれこれ紹介されていました)
■描きもの■
液晶タブレットWacomOne13を買ってお絵かき
WacomOne13とSAIで「水もらってんぞ水もらってんぞw」のシーンを描き描き。
これからの日記は、1週に1枚、見出し的な画像をつくっていきたいな! と意気込みまして、ひさびさのお絵描き中。
・完成させる。
ことがとにもかくにも第一目標です。それを達成するために……
☑ネタ元を参考に、想像力は最小限で済むものにする。
☑構図は凝らない。(高望みをして破綻しない)
☑元イラストレーターさんのデザインへは無理に寄せない(似せられるほどの画力がないことを自覚し、不必要なほど長時間の足踏みをしないようにする)*3
……あたりの目標を立てました。
(手抜きなんですが、手抜きをチェックリなミッションとして立てるのはナカナカ良い発想な気がします。
なんら達成してないのに達成感が得られる。永久機関を発明してしまったかもしれません……)
ほぼ線画だけなのに、ここまで描くのになんだかんだ3、4時間くらいかかってしまった(量をこなしてないから手がいっこうに速くならない~~)。
首が長くなる傾向があることは分かっていましたし、服の造形や服のシワについてなんもわかってないこともまた分かっていたんですが、手については「ぼくこんな何も分かってなかったんだっけ……?」と自分の才能がおそろしくなってしまいました。色塗り終わったら今週の日記をアップします。(投稿時追記)そんなことやってたらいつまでたってもアップできないので未完成のままアップします!
(11/1追記。ようやく完成……なんだかんだ20時間くらいかかってしまった。休日一日は確実につぶれてしまう。)
(と思ったが、塗り忘れた部分がふつうにあった。あと1,2時間で完成でしょうか……)
(11/3追記。なんだかんだ24時間かかりました。)
肝心の日記が添え物であるイラスト未完成のために投稿できない悪循環が、はやくも試み初回から生まれてしまった……。オソロシ……。
▼描き味について;液タブ買える金あるなら買っておくと良い
描き味についてですが、液晶タブレット買えるお金あるなら買っておいたほうが良いです。久々に日々2~4時間ペイントソフトを起動させたぞ。
液晶ペンタブはMP消費が少ない。
十数年もの板タブ生活をしていたから気づかなかったですけど、ペンタブレットを動かしたどおりにペイントソフト上の描線をひけることってこうも快適なんですね……。
板タブって、ペンを動かす手とその結果どんな描線がひけているのかとが分離してるから、慣れが必要だし、たとえ慣れたとしても違和感ってどうしても残っちゃうじゃないですか。
じぶんの想像するラインを引こうとしてみて引けなくて、Ctrl+Z押してもう一回引いてまた失敗してCtrl+Zして……ってやる行程。じぶんが線引きが下手なせいだとばっかり思ってたけど、液晶タブつかったらCtrl+Zの出番がはるかにすくない。
まぁもちろん、「液晶タブつかうほどの腕か~?」みたいな自己批判はあり、「なんでぼくの絵はどうしてこうも古臭い・バタくさいんだろう?」みたいな哀しみはあります。
ありますが、それはそれとして、完成図が下手な絵だろうと、頭のなかにあるその下手な完成図すらロクに出力できない状況はフラストレーションなんですよ。
pixivに投稿していた若いころは、「線をうまく引けないのとかもふくめて自分の技術不足だし、そういう試行錯誤をかさねることが、思い通りの絵を描くための蓄積になるんだ」というようなことを思っていましたが……ぼくがそんな殊勝なメンタルを持てていたのはせいぜい20歳までで、長時間作業する集中力・気力はどんどん失われていく一方です。
板タブを日々さわっていた時代からしても、板タブをつかっていて「鉛筆なら秒かからず引ける線を、どうしてこう綱渡りしてるみたいな細心の注意を払ってそ~っとゆっくり引かにゃならんのだ? しかもミスるし」みたいな疑問が湧かなかったといえばウソになる。
いま思うと板タブ時代の線引き⇒Ctrl+Zの無限試行は、絵をより良くするためのスキルアップじゃなくって、SAIの河原で石を積み重ねる単なる作業だった。
買わなくていい苦労はやっぱり買わなくてよいなとしみじみ思いました。