すやすや眠るみたくすらすら書けたら

だらだらなのが悲しい現実。(更新目標;毎月曜)

日記;2021/03/23~03/29

 日記です。3600字くらい。自分のずぼらさが年度末進行で顕著になった週でした。でも(日記以外の記事に埋め込んだので日記はスカスカですが)、けっこう読んだり書いたりできた週ではあった。

 ※言及したトピックについてネタバレした文章がつづきます。ご注意ください※

 

0323(火)

 ■そこつもの■

  失敗した

 先延ばし体質と忘れっぽさがわざわいして、ひどい失敗をしてしまいました。

 

 

0324(水)

 宿直日。

 

 

0325(木)

 宿直明け日。ネットフリックスにやってきた『ゴジS.P』1話をネットフリックスで観直して、初見以上にすごい1話だとうっとりしていました。(この日記時点においては未来の話になりますがその詳細については、4/1の感想文単体記事に記しました)

 

 

0326(金)

 ■自律神経の乱れ■

  気持ちはわかいつもりのオッサンになってしまった

 シン・エヴァ感想漁りをあれこれしています。

 面白いのが、肯定派否定派どちらのかたも(旧劇の「解釈」もふくめて)「ディスクリプション」や「判断」はかなり共通していて、そのうえで評価がわかれているんですよね。

 ぼくは満足してしまった側の人間ですけど、駄目だという人もわかる。それで、

「『マトリックス レヴォリューションズ』に満足しつつも、同時に"こんなもんかぁ"という気持ちもかかえて映画館をでた厨房のオレが、『シン・エヴァ』を観たらどうだったろう?

 あるいはあの頃のオレが、いまのぼくの感想を読んだら?」

 とか疑問がうかんで、さらには、

ゼロ年代テキストサイトや2ちゃんで育ったおれはあのしょうもないノリが身に沁みついてしまってどうやっても脱臭しきれないのだが、それはそれでまぁ一応生きていけるんだ、生きていけますよねという傷の舐め合いのつもりでblogをやっていた。

 もしくは、ああいうのが楽しかったあの頃のオレに読まれても鼻でわらわれないような話をしようという水準のもとで今までやってきたし、いろいろアレだけど少なくとも日記以外の記事はその基準をクリアできているつもりだった。

 けれど、そんな風に思っていたのは自分だけで、気づかないうちにもう転向/偏向してしまったんじゃないか……?

 ポリティカルにコレクトな立派な大人にももちろん成れていなければ、オールドスクール教養主義的オタクでもない、かといって自分の感性に正直なトガった厨房でもない、いまのぼくはいったい何なんだ……?」

 とアイデンディディ・クライシスを迎えてしまった。

 

 ■ネット徘徊■

  ボンクラにもいろいろあるよな

 シンエヴァの感想をあれこれ巡っていくなかで、懐かしい記事を紹介するつぶやきが目に入りました。

 上のエントリを久々に読んだんですけど、面白いですね今読んでも。

 

 さて、上とはあんまり関係ない話題かもしれないんですけど、はてな匿名ダイアリーにて「『映画秘宝』の記憶」という題で『映画秘宝』誌にかかわってきた人についてアレコレ書いているひとがいらっしゃいます。

 匿名氏の記憶と主観を頼りに書いているので、「これだけではなんともあやうい内容よなぁ」と思うものもあれば、いくつかの記事についてはがっつりソースを張ったうえでの引用をなさった確度のたかい記事もあり、こうしてまとまって読むと圧巻だなぁと思ったりもします。

 

 そうやって読んでいって、

「ボンクラって、話者や聞き手によって想像される対象にブレがある射程のひろい言葉だな」

「意外と使いどころが難しい言葉じゃないか?」

 と思ったりもする。

 ぼくは「ボンクラ」を、「教室の隅っこの薄暗がりでヒソヒソぐへぐへしているオタク」をイメージして使っています――ラジオで聞けるような町山さんから知識を抜いた感じと言ったらよろしいでしょうか。

 でも、そういうただ趣味についてニヘラニヘラとしゃべるだけの無害っぽそうな昼行燈のイメージってたぶん最近(? 都合よく)醸成されたもので、元来の用法とは異なっているんではないか? 匿名記事を読んでようやく自分の勘違いにきづきました。

 この語を、かつてのウェイン町山ガース柳下や、山形浩生氏的な棘のあるオタクのことを――『映画秘宝』でいえば、「死んでほしい奴」ランキングを開催するような部分を。学校がゾンビに襲われてしまえばいいというような、ルサンチマンばりばりの思考をグツグツさせるオタクを――イメージして使っているひともいるでしょう。

(そして、教室の隅でヒソヒソしているつもりが、自分がそう思っているだけで実際のところ隅っこでもないし声もクソデカいということだって、割とある)

 

 あの頃は分かっていたしよく使っていたけど、今となっては思い出せない感覚ってアレコレあるんだろうな。そして将来そうなっていくイマココのよしなしごとも。

   ▽「は?????」がいまだに慣れない

 たとえばぼくは、

「は??????????」

 みたいな嬉しい驚きをあらわすフレーズに未だに慣れないんですけど(キレて問い詰められてるみたいで、あるいは煽られてるみたいで怖い)、こういう感覚もそのうち無くなってしまうんだろうか。

(来週の日記で書くけど、おみくじの結果を掲げるウマ娘のスクショを見て、

「ひと昔まえなら妊娠検査薬パロ/コラが作られていたんじゃないだろうか? エロパロは控えるようお達しが出ているコンテンツだからかもしれないけど、今は他のタイトルでおなじ表現が出てもそういう二次創作は行われない気もする」

 とか、『ブラックラグーン』のなつかし画像ツイートを見て、

「最後に"乳くらべ"を見たのっていつだろう?」

 とか思ったりする。平成生まれのぼくが『御用牙』などの70年代80年代の作品を見て、

「ああいうのを今あの規模で製作できるだろうか?」

 みたいな疑問をもつみたいな感じのことを、20年代ティーンもゼロ年代の作品を見て感じたりするのではないか?)

 

 

0327(土)

 ■身の回りのもの■

  たまに140字以上の文章を読みたくなるも、

 そういった欲求を満たしてくれる文章に出会えない日もあり、「ツイッター以後・読書メーター以後の感想あさりってみんなどうやっているんだろう?」とネガティブな意味での――嘆きに近い――疑問をうかべたりしたことは、正直いちどや二度ではなかったりします。

 でも、ここのところの爆発的な『シン・エヴァ』『ウマ娘』にかんする話・話し合いの活況が明らかにするのは、いまでもどこかではみんな昔と変わらないかそれ以上に分厚い視点でものを見ていて、そして、その弁舌はなんら乾いていないのだということですね。

 では普段なぜ見かけないのか?

 もし本当になにか嘆かなければならないことがあるとすれば、それは、"みんなが140字程度におさまる雑感をぽつぽつ漏らすだけ"以上の場に立ち入れないぼくの人生・人間関係がどれだけ浅はかであるかということなんですな……キビしいね。

 

 

0328(日)

 ■ネット徘徊■

  あの花が10年前……!?

10th.anohana.jp

 『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』が10周年を迎えるそうで、特設サイトがひらいていました。なにをやるのかも気になりますが(ご当地イベントはやるだろうとして、続編アニメ? 小説?)、そちらよりなにより、

「もう10年も前の作品なの!?」

 ということですよ。そんな前なの……。そこから『ここさけ』『そらあお』とあったわけだし、まぁそんくらいになるのか?って感じもしますが、でもそんなに昔になりますか……。なんかいまだに2,3年まえに放送された「最近のアニメ」て印象を依然として持っちゃってます。

 人生の時間感覚が、小学校以前(記憶にない領域)・中高(夜更かしするようになった時代)・大学以降の3区分くらいしかない気がする未だに。

 

 

0329(月)

 宿直日。

 ■書きもの■

  タイムスタンプをいじれる記事の取り扱いについて

 いろいろ読書したので与太話に追記する。書こうと思ったけど面倒くさくて省略した円城氏の読了本ピックアップもいくつか足した。与太話記事はとりあえず配信まえにアップしたわけですが、それは、

「書いている途中で、予告で公開された内容(登場怪獣とか)とかぶってしまう部分がでてきてしまった。後知恵であたかも当たっているかのように書いたと思われたらイヤだ」

 という、あらためて文字にすると地獄のミサワな危機感からですが(笑)、タイムスタンプを自由にいじくれる以上、そういう心配はいつ投稿しても変わりませんね……。

 

 ふんわり射程の広い記事なので、そりゃあ広い目というか粗い目で見れば「当たった」という部分も出るわけですが、大事なのは「いかに、どのようなかたちで出すか?」そういう勘所で、そこへは全然ふみこんでない記事なんですよね、書いてる最中は気づいてませんでしたが……。

 それはそれとして、糸口程度でもつかめたことは自分で自分をほめたいと思う気持ちがあり、また戒めとしたい気持ちもあるわけですね。

 こうして書き足しをしている以上、

「ぼくは"着眼点はまちがってなかった!"それどころか"ほら見て当たってた!"と言いたい虚栄心があるよな」

 と自分に甘いぼくの目からも自覚せざるを得ない部分も出ている。事後的に保身や見栄から歴史修正してイキるような真似をしないよう本当のところ最初じぶんがどう思っていたかはどっかで記録しといたほうがよいなと思いました。