すやすや眠るみたくすらすら書けたら

だらだらなのが悲しい現実。(更新目標;毎月曜)

日記;2019/08/27~09/03

 日記です。したいもんですね連続更新……。2700字くらい。

 ※言及したトピックについてネタバレした文章がつづきます。ご注意ください※

 

0826(月)

  なにをしていたのか覚えていません。

0827(火)

 ■読み物■

  『ひかゆる』言及作をあれこれ読みました。「SFは奥がふかいな」となりました。作品によっては十数年ぶりに読み返したりもしたけれど、初読時には見えてなかったものが見えて新鮮でした。 

 ■書き物■

 京大SF研版『伊藤計劃トリビュート』感想をアップしました。

 (08/29追記)書き直そうと思って消したままだったところとか、根気が足りずあまり書けてないところなどを書き足したりしていったら2万字になってしまった。「ここまで長い感想読むより、『トリビュート』読んだり読み返したほうがはやいですよ!」という売り文句で、売上等々に貢献できませんかね……?

 (08/31追記)その後の動向についていくつかリンクを張った。 つぎ読みっぱぐれないための自分用メモの意味合いもあります。

 

0828(水)

 父の誕生日祝いで自宅にて親子孫でケーキを食べました。

 ■読み物■

  『Change! 和歌のお嬢様、ラップはじめました。』読書メモ

 1巻無料配信で試し読みしたら5巻まで突っ走ってしまいました。最高だった。

 電子書籍版の題名とおりのお話、なんですが、少しちがう。いやだいぶ違う。

 お嬢様である主人公が素行不良な同級生を追いかけた結果としてクラブに迷い込んでしまって……と、導入からしてお嬢様らしさが活かされ、そしてドラマとしてもラップを自分から"はじめ"たのではなく、"はじめさせられ"てしまったラップ(それもラップバトル!)の場で、「さてどうする!」という展開で最初からフルスロットルでスリリング。

 

 disも重要な役割であるラップバトルを題材にした作品らしく、かなりネガティブな感情を扱っていて、ドラマが熱い。ビーフが怖い。

 フリースタイルバトルは、さすが第一線のフリースタイラーが監修していることもあって、バトルとしてうまい。自然と顎をがくがくとリズム刻みながら読んでしまうくらい、韻を踏んでいるのは当然として、話題や音楽の向き不向きによるスタイルウォーズもあって、自分の得意なフィールドにどう持っていくか、相手の弱みをいかに見抜くか、バトルがバトルとして完成されている。『ワールド・トリガー』や『喧嘩稼業』など現代のすごいバトル漫画において初見殺しやハメ殺しは定石だけど、今作でもそんな匂いがある。それはそれとしてやっぱりプライド・リスペクトの世界なので、相手の土俵にあえて踏み込む強さなどもあったりするわけです。アッツい。

 和歌のお嬢様要素は数巻後に前景化し、アツいけど暗い崖っぷちに立たされたなあと思っていると、フリースタイルバトルの武器が和歌の語彙(古語の語源とか)になる。ラップとして噛み合っていても、文化基盤が全く違うために、それぞれの思い描くイメージが違う……など、凄いことをやっているなあと思いました。

 ■ネット散歩■

 先日の感想について、取り上げた本を編んだかた書いたかたからご反響いただいたのを拝見しました。こちらこそ面白い作品をありがとうございました。

 (私信)元気にしてます、結婚おめでとうございます。ぼくがネットでいきなり殴りかかったのに毅然かつ優しくしてくれたあの頃から(その節はすみませんでした……)、人間が出来ているかただったので、そういう吉報が聞こえるのも全く不思議なことではありません。末永くお幸せに。(私信オワリ)

 これでおごらず、はたして自分が、踏み込んだ長文を書いてると作り手側に思ってもらえる良き読者なのか? 土足で踏みにじった長く細かいあらすじ放流してるだけのネタバレ糞野郎なのか? というのを自問しながら感想上げていきたいですね。

(8年前の作品集だから穏便に済んだ、という気も。これが発売直後の作品だったら、事情がちがうのではないか? また、文字でできてる小説に対して、こちらの感想も文字でおなじメディウムで出来てるわけで、その辺もむずかしいところです。感想書いてるじぶんは具体的な検討をしているつもりでも、客観的には単に本文コピペ抜粋や、単なる詳細なあらすじ筆記になってないか? とか

 

  大蟻食の生活と意見『劣悪な鑑賞者——トラックバックにお答えして I.』ひさびさに読み返しました。

 ③につながらない①②を省くと、ネタバレ野郎はネタバレ野郎ですが、ネタバレ糞野郎度数が下がると思うんですけど、なかなかそうもできない。

 

0829(木)

 宿直日。 

 なにをしていたか覚えていません。

 

0830(金)

 宿直明け日。

 なにをしていたか覚えていません。

 

0831(土)

 日中は寝坊してどこにも行けませんでした。読書もすすまなかった。

 兄家族が大阪旅行から帰還する。甥っ子姪っ子はミニオンズとスパイダーマン武装していました。

 vtuberにじさんじ月ノ美兎委員長と本間のひまちゃんホストによる『百物語』配信を見ながら寝落ちしました。見始めたのもフィンダーおじさん登場まえくらいからで、去年委員長がソロで行なった『百物語』は完徹リアタイ視聴できただけに残念。去年に比べ、vtuberさんによるお話がとても多くなったように思う。

 

0901(日)

 宿直日。

 起きたらvtuberにじさんじ月ノ美兎委員長と本間のひまちゃんホストによる『百物語』がまだやっていたのでびっくりしました。

 観れたところだけでも感想を書いておくと、しずりん先輩が委員長の縄趣味に触れるところを思い返して、委員長は本当にメンタルが強いと思いました。vtuber界隈のゴシップとして、委員長しずりんという二人だけのコラボ配信がないことから不仲説が、委員長の中の人ネタとして縄に関係するものがあり、ヒヤヒヤするネタなのです。このリアルとネタとを反復横跳びできるのは委員長の強みだなと思った。

 怪談については、vtuberのキャラ(バックグラウンド)と階段とが結びついたものがとてもよかった。ゲーム実況でおこったアクシデントを語ったキョロボットさん(自作ドット絵が芸コマ。素朴に怖い)、3DCGモデラーとしても有名なもちひよこさん、ASMR配信で有名なパトラちゃんのバイノーラル怪談が面白かった。

 

 夜更かしし過ぎて頭痛がしており、お絵描き教室をお休みしてしまった。

 ■読み物■

  『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』読書メモ

 さえない教師しおりがひょんなことから伝説のミュージシャンジミ・ヘンドリックスの亡霊と出会い、契約を交わされてしまう。その契約とは、ジミ・ヘンドリックスの力を借りることができるかわりに1年以内に伝説を作らなければ死ぬ! ……というお話。

 けっこうに当りのつよいディスをはねかえしたり、ビギナーらしい創作楽しい!天才!て言い合いながら初作曲し初ライブしたら……な苦しみを乗り越えながらバンドをやっていくお話でした。とにかく絵がうまい。みんな幸せになってほしい。

 音の出ないメディアにおいて音楽をどう描くか、という点において今作が取ったのは、(前述の「すごい作画するぞ」というのの他に)「人生を描くぞ」ということがあるみたいで、音楽シーンに至るまでに積み重ねられる・あるいは並行して描かれる各人の人生がとても面白いしエモいのですが、それゆえなかなか胃がもたれてきます。みんな幸せになってほしい……。

 ブルーハーツの『トレイントレイン』に載せてなど、既存の歌詞に載せて劇中人物の動きが描かれる……という展開がいくつかありましたが、各バンドのオリジナル音楽については歌詞ナシになりがちですね。

 初作曲初ライブで歌詞についてのディスがあり、そのあと会場熱狂バンドメンも目を見開く曲が何曲かつくられたわけですが、歌詞についてはこれも無音で済ませていて、これはこのさき拾われるのかなあ? と疑問。

(劇中歌がガッツリ歌詞が出てくるという点において、『ロッキンユー!!』はすごいのではないかと思いました)

 

0902(月)

 宿直明け。

 祖母のお礼参りで車を出す。まさかそこから1時間立ち話になるとは。地縁についてで、素朴に面白かった。

 ■書き物■

 今週の記事は完成せず。おごれる者久しからず。