すやすや眠るみたくすらすら書けたら

だらだらなのが悲しい現実。(更新目標;毎月曜)

古の思い出絵

 部屋掃除で出てきた過去のスケッチです。高校時代の友人たちと大学進学~社会人時代に行った海や、かつて友人が暮らしていた家など。色塗りを少し手直ししました。

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 大学1年生のときに、他大へすすんだ高校時代の友人たちと2日間くらい海に行ったさいのお絵描き。体感で合計半日くらいは海に入らずお絵描きしていた気持ちがありますが、そこまで長くないのかもしれません。

(下の絵は、書き込みを見ると40~50分で描いたらしい)

 民宿を借りて、電車を乗り継ぎ……とかっちり観光しました(海以外には行かなかったけど)。駅でカレー味のラムネ(とかキュウリ味のラムネとか?)をみんなで買い、みんなで微妙な顔をしました。

 ブラジルの国旗型タオルのかかったテントを見た気がします。いろんなひとが楽しんでいた。

 

 夏へ海に行くのは定番となり、自動車免許をとった友人の運転で、深夜に大雨のなか水しぶきを上げつつ海へ行き(両サイドの窓に舞い上がる水しぶきの羽に「『ポニョ』みたいだ」と面白がりつつ、「これタイヤのグリップ死んでそうだな。事故らんでほしい」と怖がったりしました)、最寄り駅までたどりつくと、日が出るまでファミレスか駐車場で駄弁ったり寝たりして、一日海であそぶ日帰り旅行をするようになりました。

 友人のひとりが速攻で足を怪我して海に入れない年もありました。べつの友人が「見た」だのなんだのと品のない話をした年もあった(。何を見たのかはみなまで言うまい……)。ぼくはわりと埋められがちでした(寝かされるかたちで。縦に掘らないのはやさしさというよりも、機材ややる気の問題なんじゃないかと思った)

 

 社会人になると勤務地が県や都をまたぐ程度それなりに広範にちらばったため、全員で海へ行くことは叶わなくなり、それでも都合がついた友人と2人で行ったりしました(行きの道で『風立ちぬ』の話をしたりした)

 2人で海となると、荷物見張りが誰もいなくなってしまいますよね。そんなわけでジップロックにケータイやサイフを入れて、浜辺に埋めて隠してから海へふたりで遊ぶなどの頭のわるい所業をしました。{掘り起こされやしないかと気が気でなく、ぜんぜん海を楽しめなかった(笑)}

 20も半ばになってひどいふるまいですが、帰りの道で土木・設計系につとめていた友人が案件を受け持った公共空間に行ってみて、「ここを泳ぐ魚に癒されてたんだよ……」といったお話を聞いたりした覚えがある。

 

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 20過ぎ~社会人新人のころ、友人の借り屋でお邪魔したとき一通り飲み食い遊び終わって描いたスケッチ。これも完全に現地で描きました。 

 駅から徒歩数十分でけっこう疲れた印象がある。

 家主から「え、来るの……」て感じの空気を押し切って行ったくせに、とくに友人宅でなにかしたいことがあるわけではなく、わりとばらばらのことをした覚えがあります。

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 先述の友人宅お絵描きと同じく、22、3歳のころに描いたんだったと思います。(ただし色つけは最近、パソコンでやりました)

 春、お花見シーズンまえの上野駅にきて「へぇ~!」と思いながら描いた記憶がありますが、具体的にココ! というのまでは分かりません。

 Googleで公園の写真を見たりストリートビューなどで見てみましたがそれらしいものが見当たらず(※)、ちょっとじぶんの記憶ちがいを疑いましたが「上野公園のどこかである」という記憶は合っているらしく、時計と案内表示画面右の建物と似た形の代物が同地のどこかに存在するらしいことを確認できました。

 

 たしか「木のデカさを描きたい」という気持ちが一番にあり、つぎに「一言に"周囲の壇にいる人々"と言っても老若男女さまざまだなぁ」という興味ぶかさがありまして。だから人々の佇まいやふるまいは多分正確に描いてあるんですけど、「壇は高さがまちまちになっちゃったけどしゃーなし!」と訂正せずに鉛筆をすすめつづけた思い出も読みがえってきました。

(まちがいのなかにも幅はあり、そこは自己防衛がはたらいているのかどの程度の失敗だったのか、思いだせません。でも「画面遠方方向のサイドの壇が、木の左右でつながっていない……というだけで、マジで壇が画面左から右に高低ナナメに傾いていた」という程度のやさしい間違いではなくて、「ふつうに水平がとれている壇を、勝手にナナメに描いちゃった」というレベルだと思う……と書きましたが、自分のずぼら加減を過信しすぎていたかもしれません)

(※懲りずに描いた場所の特定をつづけたところココだろうという場所を見つけまして、それから察するにまじで壇がナナメってるっぽいなかなかしっかりしてるじゃん過去のぼく! 実物のフチはきれいな直線で、絵のようにガタガタはしてない……という間違いは依然としてある)

 絵についてこうして文章にしていくうちに、そういえば第一希望の木のデカさについてもいろいろ妥協したことを思い出しました。(まじで木の頭から足までフルサイズ描こうとすると、紙のサイズの関係上、第二希望である人々の姿が米粒になってしまう。あといくら時間があっても足りない)