日記です。パソコンはなおりましたが、ペイントソフトの買いなおしは未了のため今回の記事も見出し画像はナシでいきます。(せめて三画坊主くらいにはしたかった……)6500字くらい。
ピーター・ワッツ著『スターフィッシュ』邦訳全編ネット公開とな!? という週。
※言及したトピックについてネタバレした文章がつづきます。ご注意ください※
1110(火)
宿直明け日。絵はすすめられず、『シャニマス』をしていたと思います。
1111(水)
■そこつもの■
パソコンがそろそろ死にそう?
そもそも電源押して立ち上げるのが、40回に1回くらいの割合でうまくいかなくなってたんですね。(月に1度くらい)
気にせず使っていたら、本日はスイッチオンで起動⇒(ログイン後のスタート画面になって数分後に)勝手にシャットダウン/自動で再起動⇒(スタート画面にも行かず)勝手にシャットダウン/自動で再起動みたいなかんじの、素人目にヤバい立ち上がりかたをしました。
そのせいなのかなんなのか?
一部のソフトウェアが「データ壊れたからここ削除してもう一度起動してみて」(クリップスタジオ)とか、「ライセンス登録されたIDと使用パソコンIDが間違ってるから、もう一度ライセンスコード再入力して」(SAI)とか言われるようになりました。
旧メルアドを紛失し『SAI』のコードも紛失した
『SAI』について、「ライセンス登録されたIDと使用パソコンIDが違うからもう一度コード再入力して」となりました。
パソコンが不調のタイミングと重なったのでアレだけど、正常なライセンス確認という感じもします。「パソコン新調してからも使えてたんで何も気にしなかったけど、むしろその状況こそおかしかったっちゃおかしかったのかも」と。
(推測としてひとつ立ちそうなのが、「パソコン新調してからの『SAI』利用が1ヶ月無料体験期間あつかいだった」線だけど、これは考えづらい。
新調したのももうずいぶん5年10年単位に昔のことで、その間に『SAI』を起動しなかったということもないので。直近でだって、5月には確実に『SAI』を開いています)
ライセンスを再発行しようと思ったんですが、10年くらいまえに購入したときのメールアドレスは死んでいて、バックアップもとっていなかったので、購入時のメールが確認できませんでした。
言うて5000円だし、10年使ってるし、そのくらいまた払うのは「お世話になってるし」という感じなんですが。
そんなわけでネットマネーを買うまで『SAI』で作業していたイラストは休止です。
1112(木)
■そこつもの■
現況報告
厄日というのはあるんですね……。
昼間は循環ポンプがこわれてお湯がでなくなり、夕飯では差し歯がとれてしまい、夜はパソコンがこわれました。
きのうはパソコンが突然シャットダウンしてクリップスタジオがデータ破損とかなんとかで開けなくなったりSAIが使えんくなったりで困ってたのですが、きょうはさらにひどくなってしまった。
ビープ音4回が鳴っていたのでググったら「メモリを挿し直すとよい」と聞き、挿し直したらビープ音長音∞になった。(DRAM差し込み不良?)
トドメの一撃を刺した感……。
1113(金)
仕事休み。
■体のこと■
差し歯をいれなおした
歯医者さんにスケジュールを組んでもらい、差し歯(かぶせもの?)を入れなおしました。急な相談なのに当日に時間を工面してもらって、本当にありがたいかぎりです……。
ふだんであれば絵本とか雑誌類が置いてあった待合室の本棚やウォーターサーバーはからっぽで、逆にソファ以外の椅子が増えていて、駅前の工事の音もお邪魔していました。三密や不特定多数との接触をさけるための工夫でしょう。
コンビニなどのレベルではだいぶふんわりしてきた印象がありますけど、医療機関に行くとやっぱり違うなぁと、身が引き締まりました。
■ゲームのこと■
『シャニマス』スマホ版をプレイする
パソコンが死んでいるため、『アイドルマスター シャイニーカラーズ』のスマートフォン用アプリをインストールし、データ連携をしました。
スマホゲームはだいたいがスペック不足でプレイできなかったり、ぼくのスペック不足で(不注意によりWifi以外のところでやってしまって通信量が)ひどいことになってしまったりするためにあまりやってきませんでした。
通信量ひっ迫を避けるための前もったデータDLに「そういうものもあるのか~」となりました。DL中、スタートボタンをクリックしてからゲーム画面に移るまでのあいだに流れるインストゥルメンタル版メインテーマがずっと響いていたため、はじめてフルで聞くことができました。良いですねぇ。
1114(土)
■blogのこと■
サボっていた索引を大体更新する
パソコンをつかえるところへやってきたので、去年の末から未更新だった、当blogの索引ページを更新しました。
キチンとした感想をアップしていないことが明確になる更新だ……。
■読みもの■
佐藤亜紀著『歴史小説の技法』「 I――歴史小説の類型/ III 司馬遼太郎のトリック」読書メモ
佐藤亜紀氏の自サイトでの連載『歴史小説の技法』1-3が更新されていたので読みました。
冒頭のiで『ミドロジアンの心臓』など最初期の・本来的な意味での歴史小説を取り上げ、前項iiでそれとは大きく異なる日本において一般的な「歴史小説」についてざっと概観し、それがNHK大河ドラマやその受容環境、戦後/高度経済成長期とつよく結びついていることを述べた佐藤氏は……
大衆向け小説の形で天下国家を動かした英雄偉人の生涯を物語化して書く、書いたものはしばしば映像化され、国民の大半が日曜の午後八時に家族揃って見て、何事か学んだような気分になって翌日からまた一週間、大人は職場で働き子供は学校に行く、と考えると、些かグロテスクですが、それが高度経済成長期の風景であり、司馬的な歴史小説は社会にイデオロギーの装置としての「歴史」を提供したことになります。
佐藤亜紀著『歴史小説の技法』「I 歴史小説の類型」ii国民の神話としての歴史小説より
……とii項で述べた司馬遼太郎氏の小説の語り口について、『坂の上の雲』から抜粋して具体的に検討していきます。
iii項ではじめに引用される文①では、史料からまとめたであろう「史実」、それらに対する司馬氏の見解、劇作品の記述とが混然一体になっていることを指摘。
つづく引用文②では、史料があるらしい歴史人物の声が、引用文①の劇作パートにおける会話文でつかわれたのとおなじくカギカッコでくくられていて、虚実の混交がさらに入り組んでいることなどを取り上げ、書き手の想像まであたかも「正史」であるかのように錯覚させる語り口に注目していきます。
こうした語り口を扱いながらもまったく読み味がことなる小説として酒見賢一著『後宮小説』を取り上げた佐藤氏は、司馬氏の語り口を換骨奪胎することで『後宮小説』がなにをなそうとしていたのかを、そして歴史小説のとる第三の道についてを明らかにしていきます。
1115(日)
■ゲーム■
『シャニマス』イベントめぼしいアイテムを取り終わる
『シャニマス』熱に燃えていたので、期間限定イベントのフェスを進めていきました。
フェスでほかの事務所と戦うユニットの編成について、『シャニマス』劇中5つの音楽グループのメンバーで固めたうえで、フェスで1位になることや、一人の審査員からがっちりアピールを取るミッションがそれぞれ5グループ分あります。
がっちりアピールとは、審査員ひとりのHPが0となるまでのあいだに与えたアピール数が一番多いユニットに与えられるトップアピール、審査員のHPを0にしトドメを刺したユニットに与えられるラストアピールを両方とも取ることですね。
フェスの順位は、ユニットが獲得した☆の数の多寡で決まり、☆は3属性3人ぶんいる審査員にアピールを魅せていくことで得られます。☆を得られる条件はどの審査員でも一定ですが、その時々で属性について流行の変動があり、おなじトップアピールでもそれをユニットに与えた審査員が流行の属性かそうでないかで得られる☆の数がおおきく変動します。
流行属性はヴォーカル。W.I.N.G.ではわりかし敬遠される属性です。
イベント期間中に、アルストロメリア(3人中3人)、イルミネーションスターズ(3人中1人)、アンティーカ{5人中2人(※ただしViDa2極)}、放課後クライマックスガールズ(5人中3人)、ストレイライト(3人中3人)のVoVi2極フェスアイドルを新たにお迎えし、フェスにユニット全員が――おなじ属性のライブスキル/ステータスを得意になったかたちで――登壇できるよう育成しました。
ユニット全員でとにかくVoのライブスキルをVoの審査員にむかって魅せ続けます。リンクアピールもミッションのひとつなので気にしつつ、1位になれることを祈る祈る。
……とりあえず現環境なら、HARDのフェスリハーサルでがっちりアピールはメンバーが一属性A500揃っていれば大丈夫そう。VERY HARD優勝も、流行属性が得意なアイドルをそろえたうえで、そのときの共演事務所次第では狙えることがわかりました。
(メンツをそろえてユニットボーナス+期間限定さらなる加点でゲタをはいているから、実際にはもっと高い数値ですが。S4500くらい)
ただしVERY HARDは元のメンタルが平均C350~B400くらいだと、同じグループのメンバーが2人以上揃った(?)さいのユニットボーナス+期間限定のさらなる加点がなされた50%アップでS3250になってようやく、死なないかもしれないくらいの不安定さ。
感覚としては5回に2回はメンタル0になって途中退場になってしまう。
3倍アピール/注目度UPはつかっていると途中退場必至なので、2.5倍アピールにしましたが、それでもたま~に1位を取れる程度の火力は出てくれます。(全員500くらいのユニットだと、べつに3倍スキルだからって勝率がグンと上がるなんてこともなさそう)
イベント限定アイドルをお迎えするためのプチセレクションチケットを集め終えたりと、めぼしいアイテムを手に入れたところで満足しました。
(HARDだと。ユニット強化期間のステータスアップをえたA500なら、パッシブスキルでさらに50%アップくらいバフが乗った状態で属性一致審査員に3倍アピール3回とか、4倍アピ+3倍アピの2回もいれられれば、トップアピールがけっこう取れるっぽい?
なので、ほかの審査員からのポイント稼ぎも考えると、ユニットや技編成はなにもガッチガチに一色集中しなくてもよいのかもしれない)
■身の回りのもの■
パソコンがなおった
パソコンの大先生にいらっしゃっていただき、直してもらいました。メモリを付け替え、ほかのところについては様子見です。
■雑な考え■
昔で言うゲハ対立みたいな話題は今だと?
まとめブログで取り上げられる話題の変化なんかから雑に思うのは、なんというか、ぼくがティーンだった2000年~2010年ら辺で言う(今もそうなのか?)ゲハ対立やら2ちゃん⇔既存「マスゴミ」対立やらあるいはヤマカン叩きみたいな若者向け床屋政談・18歳以下向け居酒屋・オタク向け喫煙所雑談のネタ。
これがいまでは、リアルYoutuber⇔バーチャルYoutuberとか、バーチャルYoutuber内の箱とかみたいになってきたのかなぁと思う。
ゲハは一応は、標的は機械とか会社とかだったけど(※)、いまの火種はもっと個人やその行ないに結びついたところにあるから、病む度合いはとてもヒドいことになるのではないかと思う。
{※別の業界に目を向ければ山本氏はいわずもがな、ゲハにしても、各ハード・ソフト会社・製作チームの代表者やその発言などについては、ノムリッシュなりドン判なり何なりめちゃくちゃにネタにされていたから、時間経過でぼくが細部を忘れてしまっただけで、いまとそう変わらないのかもしれない。
また、色々おもいだしてみると、楽曲比較以上のものに思えたオレンジレンジ叩きや大塚愛叩きも、『BLACK CAT』連載時の矢吹先生の「知欠」叩きも、TDNなどアダルトビデオ出演経験者個人を執拗にネタにしていたのだって、あとは久本さん柴田さんなど特定宗教信者さんに、風評被害にさらされ訴訟となったスマイリーキクチさんもありましたか、これらもみんなぼくがティーンのできごとだったわけで……やっぱり大して変わっていないのかもしれない(生息範囲ではなかったから知らないだけで、たぶんモー娘。などアイドル界隈だって色々あったんだろうしなぁ)}
1116(月)
■本のこと■ネット徘徊■
ピーター・ワッツ氏99年の作『スターフィッシュ』が全訳公開
未邦訳の英語作品の感想や、原語と翻訳の比較検討で気を吐いておられるblog『視神経』の運営者さんが、ピーター・ワッツ氏による99年発表の小説『Starfish』を全文邦訳公開されていました。
原文はCC BY-NC-SA 2.5(CC=クリエイティブコモンズ=作品の共有も翻案もおこなえるよ、ただしBY=クレジットを表示し―NC=非営利で―SA=改変時は元CCライセンスを継承する場合にかぎり)の作品で、つまり翻訳(≒改変)文章もクレジット表記かつ非営利であれば(≒元CCライセンスと同じ条件を継承するならば)自由に公開可能ということみたい。
原語はカウンタに入れてみたところ10万語くらいで、ぼくじゃあ小説じゃなくてエッセイとかでも読み終わるのに何年かかるかわからない量ですね……。
『小説家になろう』にいらっしゃるセオドア・ドライサーの未邦訳作品を黙々と4作150万字ちかく訳されているかたといい、異様な根気と実作業能力をもちあわせたかたがたには驚かされるし、頭が下がりますね。
非クリエイティブコモンズ作品にたいして作者と交渉をし翻訳・出版をされたバベルうおさん(そういやあっちもこっちも魚ですね……)の『BABEL ZINE』などもそうですが、文章はとても自然な日本語になっていて、勉強や積み重ねの大事さが身に沁みますね。
今回訳されたワッツ氏の作品がどんなものかというと、幸いにも日本語圏であらすじと感想を書いているひとが……
こっちも視神経さんなんだよな~! 地産地消(?)
続編『Mealstrom』、『βehemoth』についても視神経さんであらすじと感想記事がアップされていますが、こ、こちらもまさか……?
▼ログを振り返って思いましたが、
視神経さん、未邦訳作品や日本語作品の読書感想の更新頻度そのまま維持して、こんな長編を翻訳してたんだ……。
「視神経ニキネキは(たぶんふつうに労働をしながら)いっぱい本を読んで、さらに10万語訳しちょる。それにひきかえおまえは……?」みたいな自問は、逆にじぶんと違いすぎてダメージ負わないやつですね。