こんにちは、やばい雨の降りようですね……日記です。5000字くらい。
前回記事の至らなさを取り繕ってるうちに更新おくれました。ぼくの感情的・能力的な問題でいろいろなかたにご迷惑おかけしました……。ご忠告お力添えいただいたかたありがとうございました! 〔あまりに後ろ向きな記事だったので、7/9の追記で『スタートボタンを押してください』収録作『アンダのゲーム』、『キャラクター選択』、『猫の王権』を中心とした紹介を試みました。(アンソロ全体の感想も近いうちに単体でアップします)
※言及したトピックについてネタバレした文章がつづきます。ご注意ください※
頭がだいぶ消耗していたようで、アップしてから文章を整理しなおしてます。よもや日付さえ合ってないとは。だいぶとろけてますね……。
0629(月)
なにをしていたんだっか……。
0630(火)
宿直日。
■体のこと■
頭痛で眠りからさめた
枕がわるいのか、寝ていて3時間くらいしたら頭痛で起きてしまいました。
後頭部(首の上あたり)がドクドク・ズキズキ痛く、体を起こすとそれなりにおさまる。眠たいけど眠れなくて、あくびが延々でて、次第に気持ちが悪くなってきました。
水を飲んだり、痛いところに冷やした手を当ててみたりして、なんだかんだ1時間くらいグダグダしてようやくまた眠りにつけました。
■インターネット徘徊■
現代の季語
山田市川はある界隈のオタクにとって、火曜の朝10時を表す季語ですねもう。
0701(水)
宿直明け日。
■読みもの■ネット徘徊■
『アイおい』識者からの補足を読み、劇中歌元ネタの書誌情報を確認する
伴名練「全てのアイドルが老いない世界」小説すばる6・7月合併号。作中の曲名。魔女見習い、Brightness fall from the Air、グッドナイト・スイートハーツ、Dancing on Air、Angels in Love。いずれも女性作家のSFのタイトル。(あとひとつわからないのがある)— 山岸真(P.N) (@ymgsm) 2020年6月30日
なるほどそうだったのかということで翻訳作品集成さまに頼りに頼り(いつもありがとうございます!)、別口でググってみて、それでもどうにもならないところはSF識者のツイートで辿り着きました。
「魔女見習い」
=『魔女見習い』鈴木いづみ
「Brightness fall from the Air」
=『輝くもの天より墜ち』 Brightness Falls from the Air (1984)ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
=マーガレット・セント・クレア「光、天から墜ち…」 Brightness Falls from the Air (F&SF 1951/ 4)
カーは歌の練習をやりに、死体検証局の微温保存室(テピダリユウム)へよくでかけたものだった。
集英社刊(集英社文庫 コバルト・シリーズ)、風見淳編『魔女も恋をする 海外ロマンチックSF傑作選①』p.108、マーガレット・セント・クレア著「光、天から墜ち…」
『グッドナイト・スイートハーツ』
=ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『グッドナイト・スイートハーツ』Good Night,Sweethearts (F&SF 1986/ 3)
『Dancing on Air』
=ナンシー・クレス著「ダンシング・オン・エア」 Dancing on Air (IASFM 1993/ 7)
『Angels in Love』
=キャシー・コージャ「恋する天使」 Angels in Love (F&SF 1991/ 7)
『ダンデライオン・イエロー』
今作は伴名氏とおなじく京大SF幻想研出身である曽根卓氏も評価されていた一作だと云う。
『架空アンソロジー企画 年刊日本SF傑作選91〜99を編む』から中身をチラ見せ。93年は菅浩江「ダンデライオン・イエロー」を表題作ということにしています。 pic.twitter.com/4gihxMiCPN
— 曽根卓 (@sonesuguru) 2018年5月6日
ndlonline.ndl.go.jp ということかんじでしょうかね?
これらの作品もまた読んでみたいですねぇ。
0702(木)
■書きもの■野次馬■
『2010~20年に出た早川創元SFアンソロジー60点のうち、女子(に見えるキャラ)がメインの表紙は多く見積もり15点(25%)くらい。※ただし人型キャラが表紙にいる漫画的な絵柄の本のなかで若い女が描かれる確率は極めて高い』を投稿しました。
2日の午前0時過ぎに投稿したっぽいです。(※上述タイトルは現在のタイトルで、当初あったミスを修正した結果、記事題もこのとおりに改めました)
何度か文面を改めてますが、論調も文章も荒くなってしまいました。
ネットでみかけた苦言について、本当に「そうか?」と野次馬してみた記事です。長くなったので、個別に記事としてたてました。
いや保身が過ぎるな。「そうか?(#^ω^)ピキピキ」と野次馬してみた記事ですね……。
ひさびさの日記以外の記事が野次馬記事になるとは……。
その後、発端となった問題提起をされたかたは総括記事を投稿されていて、どういう経緯か辿れて興味ぶかかったです。
僕の記事は、集計だけ残して消してよいかもしれない。考え中です。
記事に書いた以外でおもったこと;集計のむずかしさ
ぼく個人の問題として、人力検索・目視で判断するしかなかったこと。
アナログすぎてかなしい。
ぼくが調べたのは2010~2020年のSFアンソロジーだけ(抜けはたぶんあれこれある)ですが、SFの表紙について全体を、せめて『ハーモニー』前後13年くらいは調べないと、ひとさまを納得させる見解は出ないんじゃないかとは思いました。
でも1年調べるのもとても面倒くさくてぼくの力ではどうにもならないと知りました。なんかよい方法があるとよいなぁ。
ハヤカワオンラインをスクレイピングしてSF書籍情報と表紙を全部ダウンロードしてDBに突っ込んだまではいいけど、絵をアニメ絵とか美少女だとか判定するのはおれには不可能だった SF1000冊読んでいないので
— hito_horobe (@hito_horobe) 2020年7月3日
SFだ。
「絵をアニメ絵とか美少女だとか判定する」のは難しいし、何をもって女の子がメインと捉えるかもまた難しい問題で、めちゃくちゃ大きく見積もることになりました。
イラストレーターで判断すればいいか? それもできません。
たとえば槍玉にあげられた『スタートボタンを押してください』の緒賀岳志先生がてがけたほかの表紙を例にすれば……
なので、SFアンソロ集計ではもう、人っぽいものが写ってる表紙で意見が少しでも分かれそうな絵柄はだいたいカウントする方式をとりました。
記事を書いてから読んだもの
こちらの記事も、ぼくの記事を読んだかたの言及から知りました。
なるほどなかなか興味ぶかい内容でした。
竹書房の編集者氏による記事。出版部数がどの程度のもので、それゆえどのような狙いでどんなアプローチを行なっているのか語ってくれた内容で、興味深かったです。
はてブコメントなど
星氏の表紙=年齢層わからんですが「子ども時代から気にならなかった」「むしろ好きだった」という声が複数きけました。
「 女読者も一定女の子の絵が好き」「70~80年代の少女漫画家による表紙」なども複数ききました。
ごげとんぼ先生しかりいとうのいぢ先生しかり、女性漫画家イラストレーターさんもたくさんいらっしゃいますよね。近年ではvtuberさんの好きな漫画アニメゲーム話によって「マジで結構いるんだな」というのが肌感覚でかんじやすくなってる気がします。
ただ、そういう声は、男性かつえっちな漫画を読むぼくにとって耳心地よい情報なので、「そうじゃないひともいるんだぞ」ということもまた、忘れないよう肝にめいじておこうと思います。
0703(金)
■インターネット徘徊■
ツイッター音痴をキメてしまった
下記反省①のツイート削除にあたって、呼びかけた御本人へ一報いれようとツイッターアカウントを作り連絡をしたものの、フォロー/フォロワー数の多いかたの常(?)としてリプライを送ったくらいでは気づいてもらえない……というような事態がおこり、「フォローフォロワー0だと通知飛ばないのか? 知らずに鍵垢になってたりするのか?」と右往左往してしまいました。
■書きもの■
反省①『2010~略』一部文章削除。
揶揄しまくった某氏とその知人友人のツイートを削除し謝罪しました。
引用とは無断でするものだという認識でしたし、ツイートに関してもはてなblogでデフォルトで設定されている埋め込みボタンを利用すれば問題ないものだと思っていました。これについては勉強させていただきます(⇒という認識でまちがってないというサイトも出てくるが引き続き検索中)
法的にどうあれ、当人が反論しようもない場所からの陰口は、マナー違反であり、記事の誠実性を疑わせて充分なふるまいでした。反省しています。
反省②『2010~20年に出た(略)』について集計しなおし・再計算+人間が描かれた漫画表紙の男女比率集計を書き加えました。
55点のうち、『危険なヴィジョン』計3巻が漏れてたのは気づいていたのですが、そのほか漫画的な絵柄の表紙かつ女子のメインに描かれた表紙の本であるところの、『マルドゥック・ストーリーズ』と『アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー』を数え忘れていたので、5冊を入れて計60冊で再集計・再計算しました。
また、こちらは読んでくれたかたからご指摘をいただいたことなんですが(ありがとうございました!)……。
……とりあげたSFアンソロジー60点のうち、人間が描かれた漫画的な絵柄の表紙の本18点あり、そのうち若い女性が描かれた本は16点ある(88.8%)ということをしめした集計を書き加えました。
それに対し男のみのものは少なく見て1点、男女がえがかれたものは少なく見て3点。さすがにこれは「女の子ばっかり」ですよ。
0704(土)
日記を投稿後みなおしたら7/4と7/5で「記事を改稿した」と同じことを書いていてびっくりしてしまいました。ツイッターのかたがリンクを張ってくれたつぶやきのタイトルの変遷を見るに、7/4(土)中にタイトル変更をしているみたい。
あと、ふつうに日付がへんなことになってた。
いろいろと疲れがみえますね……。
0705(日)
出勤日で宿直日。
■書きもの■インターネット学級会■
反省③。「好きなアンソロや収録作について語ろう」SFオタク側からのごもっともなつぶやき
アンソロジーの表紙の話よりもアンソロジーの収録作の話をした方が有意義ですね。ごめんなさい……
— 隼瀬茅渟🦈 (@tinu_hayase) 2020年7月3日
おっしゃる通りです……ほんとうにすみません……。*1
初稿を第三者への揶揄・攻撃することで〆めて、前向きな展望を提示できなかったこと。これがぼくの矮小さであり、本当によくないところであり、そして好きな作品に対していちばん不誠実なふるまいでした。
2010年のSFM創刊50周年記念シリーズのテーマSF(時間、ポストヒューマン、宇宙開発)はどれも大好き。こんなに雑誌掲載後、埋もれていたとはという驚きもあった。(次のツイへ続く)
— T. Hashimoto (@biotit) 2020年7月3日
ここからあれやこれや続きます。おなじ本を読んだ友人との感想のちがいなど含め楽しいですね。
この10年のSFアンソロジーだと、『AIと人類は共存できるか?』もよかった。本の名前は微妙だけど、AIテーマの作品とそれに関する研究者からの解説がついてくる。正直、AIに対する理解度は作品によってかなりばらつくけど、試みも含めて面白い本。長谷敏司の政治風刺劇がAIについての理解も含め傑作。
— ふな (@funa1g) 2020年7月3日
紙の本だったのでぼくは、「電子版出るかな?」と待っているうちにタイミングを逸し、はずかしながら存在をわすれてしまった本です……。これを機に手を出してみましょう。
文春文庫『人工知能の見る夢は AIショートショート集』も、小説と研究者の解説とが併載された作品集でしたが、そちらと読み比べてみたりとか、いろいろ楽しみ方がありそうな。{こちらはkindleがあるけれど、そこの「この本を買った人はあの本も買ってます」機能では、『AIは人類と~』はでてこなくって(紙の本のページにきりかえるとまっさきに出る)、「おなじ本でも紙と電子とでこんなにちがいが出ちゃうもんなんだ」と別口の興味深さもありました}
ほかにも紹介されてるかたいたら参考にしていきたいですね。
(7/9の話題ですが)
ぼくも見習わなければと思い、あの記事に『スタートボタンを押してください ゲームSF傑作選』収録作『アンダのゲーム』紹介文、『キャラクター選択』紹介文、『猫の王権』紹介文をつけ足しました。
まさかミエヴィル氏のエッセイを読んで、グーグルストリートビューでぐりぐりした経験がこんなところで活きるとは思いませんでした(笑)
0706(月)
宿直明け日。
反省して『スタートボタンを押してください』を読み直しているんですが、めっちゃ面白いですね。「よっしゃこのブログ知らん人も来るだろう記事だから、面白い本を布教するぞ!」と前向きな意識をもてなかった自分の浅はかさな……。
「う~~っ!!」てなったときぼくは、視野狭窄になりそれについて以外なにも考えられなくなっちゃうんですけど、そういうときだからこそ、たぶん、面白い作品にふれ、世界への希望を思い出したり、完ぺきな眺望に感化されたりしたほうがよいのでしょうね。
*1:いやぼくに向けて言われたわけではないのも承知しておりますが……。