すやすや眠るみたくすらすら書けたら

だらだらなのが悲しい現実。(更新目標;毎月曜)

日記;2019/12/10~12/16

 先週はミエヴィル氏のエッセイ第二弾を勝手に訳出できました。今日はちょっと遅れましたが日記です。6000 8000字くらい。

 ※言及したトピックについてネタバレした文章がつづきます。ご注意ください※

 

1210(火)

 ■書きもの■読みもの■

  『L'sO』17章読書メモ

 17章の残り210語を読み、18章の250語まで読む。

 読書メモは本文アップできたから省略~。

 17章は公共住宅について、ディフェンド・カウンシル・ハウジング議長から話を伺う。米英の違いが話され、英国の公共住宅制度のWW直後と現在との違いが話される。ミエヴィル氏はウェストミンスター議会を取材し、公共住宅に関する興味深い証言を取り上げ、富裕層を中心にし貧困層が遠心分離機にかけられたみたく郊外の見えないところに移されつつあるロンドンの現状にミエヴィル氏は、ロンドンのバンリュー化(=仏国で既にそうなっている二分化・階級人口分布化)を見て取る。

 このバンリュー化は、8章で取り上げられた「学校の中央集権化」(=低所得者層への教育費補助金の打ち切り、優秀な生徒の吸い上げなどの)とも重なってくるだろう話題で、一気読みした人はかなりどんよりしそうですね。

 

1211(水)

 ■書きもの■読みもの■

  『L'sO』18~21章読書メモ

 18章の残り50語、19章(450語)、20章(600語)、21章(490語)を読みました。

 読書メモは本文アップできたから省略~。 

 18章は、30セント・メリー・アクスやザ・シャードなど建造中のすっきりした現代建築を見やり、乱雑/偶然性がある60年代後半のセンターポイントビル周辺との違いを述べる。さらに犬の島カナリー・ワーフも眺めることで、べつに"新しいから良い・古いからダメ"ということではなく、繰り返されている(かもしれない)状況を伝える。

 1章の緯度と気候の偶然の組み合わせに対して、都市の偶然の組み合わせが紹介されたかたちだ。

 

 19章は、オキュパイロンドンの流れで、バービカン・エステートやバンヒル・フィールド墓地の近くにある銀行UBSビル跡地を占拠した若者たちに取材する。ミエヴィル氏はそこからニュー・クロスで何年も不法滞在しているパレスチナ難民サウルを取材する。

 

 20章は、人種混交都市としてのロンドンについて。前置きとして、人権活動家の名を冠した協会や図書館、キリスト教会→ユダヤ教シナゴーグ→現在はムスリムのモスクであるブリック・レーン・モスクはたまたフーリガンのチャントなどを概観する。{ただ、スラングやチャントについては、ミエヴィル氏が「多文化性が見られる」というだけで、詳細はよくわからない。(ファッションについてはここでこそ取り上げられないが、同じ章の後半ではムスリム女性のヒジャーブが具体的に描かれる。チャントについては、後述するイングランド防衛連盟がフーリガニズムとの類似が言われるから、それで良いということなのかもしれない)}

 そして料理について大きく紙幅をさく。シャレたお店がロンドンの地産地消を強調する一方で、石鹸のようなパンを食べてきたロンドンの残り者たちにとって移民たちの料理・慈悲こそが自分たちを形作ってきたのだと述べる。

 後半はイングランド防衛連盟など人種差別者のデモや意識と、ユナイト・アゲインスト・ファシズムなど反人種差別者の反応を取材する。人種差別者によるデモもまた、人種的政治的性的マイノリティを表に立たせた「リベラル」なものとなっているよう。3章で取り上げられた、平和的で素敵な感じの、公共セクター労働者の/様々な思想信条の人々が参加したデモでも、「ゲイの難民を――主にアフリカの――を支援している」ウガンダの若者が紹介されたことが思い起こされる。

 

 21章は幽霊都市としてのロンドンについて。南アからの移民記者ライオネル・モリソンへのインタビュー。なんとインタビューのなかに狼が出てくる。

 2章の「ずいぶん昔から始まったロンドンの破壊、夢想された現実」にまつわる詩的な/抽象的な言及は、一通り具体描写が出されたように思う。戦で滅び⇒暴動・五輪テロへの被害妄想、茂りすぎ⇒スクラブでの自然の繁栄、二つに分かれ⇒貧富や人種差別、餓死者で満たされ⇒20章、終わりない空虚⇒空屋など。

 

   自分の訳がいかに訳が分からないかというと……

「No longer a right, public housing is to be a privilege, policed by gatekeepers.」

 をGoogleは「公共の住宅は、もはやゲートキーパーによって監視された特権ではありません。」と翻訳します。public housingに以下の文章が一くくりにされ、「以下のようなpublic housingがNo longerだ」としているわけですね。

 え、違くね? と思った(他の文章からすると真逆の内容になってそう)ものの、周囲の文章も訳がわからず訳しているのでNOだと言い切れない

 訳し終わって周辺の言及を探したところ、そのほかHACKNEY CITIZENの書評を読んでみたら、

Miéville rages against Tory policies that are turning public housing into “a privilege, policed by gatekeepers.”(公共住宅を"ゲートキーパーによって警備された特権"に変えようとしているトーリー党の政策にミエヴィルは怒っている)」

 とあるじゃないですか。自分の正しさが補強されて安心しました。こうした安心を必要とする箇所が五万とあります。たすけて……。

 

 

1212(木)

 ■読みもの■

  キーワード検索できないデータの難しさ

 感想文のためにイアン・シンクレア氏の著作をkindleで手に入れてみましたが、htmlで原文ページ&グーグル翻訳済みページを並べて見られる+拡張機能でワンタッチに単語の意味が出せるののすばらしさたるや……。

 手に入れたkindleデータは(すくなくともぼくのバージョンのkindleでは)テクスト内語句検索ができないデータだったので、必要な部分だけつまみ食い~というわけにも行かないようです……。

 

1213(金)

 ■社交■

 職場の忘年会がありました。職員さんのお子さんが、ビンゴの景品のチキンラーメン20袋セット箱を入れたプラ袋を散歩させていて面白かったです。

 以前職員内行事の幹事をいっしょにやったお姉さま(60)から親戚の若い子を紹介されました。お姉さまがけっこうに豪快なかたなので、先方にどういう風に話が行っているのか、まったくよくわからない。こわい。(酒の入った席で、デキ上がった面々がその場にいないひとへ「元気?」て突然電話を入れられてくるアレなのではないか? という確信に近い疑問がある)

 僕自身がすでに厳しい存在なのに、先方は5、6歳若いかたで厳しさに拍車をかける。それを理由に断ろうにも、この忘年会ではまさしくそのくらい年の離れた職員さん同士の結婚を祝う声が出ており……。

 

 ■書きもの■

  記事書き込み時のの重さについて

 2万字後半から調子が悪くなるように思う。(はたしてblogの問題なのか? 当方のマシンスペックの問題なのか? よくわからない)

 下書き中の記事を、まちがえて公開中にしていたことに気づき、仕舞いなおしました。昨夜くらいからみたいで、お目汚し失礼しました。

  『London's Overthrow』の勝手に訳出記事をアップしました。

 感想も大体書けたのでアップしました。文中に出てきた事物について、ウィキペディア文章などをあるていど訳出して補足脚注つけたいところですが、それやり終えるまでアップを待ってたら当blogはいつまで経っても日記以外投稿されない所になってしまうので……。

 感想部分で今回、アレコレ現代や周辺の話をしているのは、いつものように、ひとつの記事をただ訳しただけ(グーグル翻訳を整えただけ)のおんぶにだっこ感を減らしたいという打算ですが。

 実はそれだけではなく、ぼくがひとさまの本とか解説とかを読んでいて感じる食べ足りなさ、たとえば、

「ヨシこの時点についての情勢についてアレコレわかったぞ。……そこから今はどうなってるんだろう?」

「よしエポックだったりすごい研究・発表だってのはわかったぞ。……それはそれとして、それについての賛否の反応とか検証とか、それを土台にどんな研究がなされていったのかとかは?」

 といった部分について、多少は解消できる文章をせっかくだから載せたいなぁ、自分にとって美味しい文章を書けたらなぁという殊勝な思いもあるのでした。

 ただこれ、そういうことを書くにはあまりにもぼくは視野がせまく視力も悪い。書くために(もちろんミエヴィル氏とは比べ物にならない微々たる程度の、ひとさまからすればコタツ記事だと思う人もいるだろう程度の)労力をかけてしまった自分の贔屓目で見てさえ、「おれの文章、無くても良くね?」って気がしますね……。

 あと、書いてみるとなんというか結構偏った人というか、左翼っぽい感じになってしまったりして、そこもアレなところです。

 ぼく自身の政治へのかかわりはそんなところ全くなくて、ただブツクサ文句言うだけで何も動かないし動きたくない思考停止型・現状追認型の悪しき保守なんですけどね、不思議なものです。

 

 ぼくが食べ足りなく思う解説の類いのなかには、「書いたって大したフォローアップは出来ないのだから」とか「変なバイアスをかけてしまうよりかは」とか、そういう自分のやれる範囲について正確に把握した節度によるものもあったんでしょうね。ちょっと反省しました。

 

1214(土)

 ■社交■

  甥っ子(6)(5)姪っ子(2)と遊ぶ。

 まず(5)と(2)とマクドナルドのテイクアウトを食べ(甥っ子はマスタードソースをおいしがっていました)、そこから我が家にきてスイッチをやり、家にもどって家の外で鬼ごっこしたんですが、15分と走ったら心臓が痛くなってギブアップ。室内に切り替えました。1時間ほど遊んだのち、(5)(6)が我が家に来てスイッチをやっていきました。

  昨晩の知り合いの親戚と会話する

 昼おそく起床したら職場のお姉さま(60)によりLineグループが設定されており、頭を抱える。(即断即決の行動力はさすがで、見習わなければならない) そこからどうしようかと考えあぐね、

「日が変わってからでは失礼だし、何にしても先方の状況も把握したい。たぶん雑な振りでこうなったんだろうから詫びを入れたい」

 と夜になってようやく返事をし、電話を願い出たところ、先方は友人たちと遊んでいる出先だったようで、12時過ぎに電話することに。詫びを入れるにしても文字だと冷たすぎると思ったんでそうしたかったんですが、ぼくの必死感がっついてる感すごすぎやしない? と自意識で死にそうになった。

 お姉さまの誘導はやっぱり豪快で、訳も分からず話が振られたようでした。こわすぎる。

 

 ■見たもの■

  『にじさんじvs鷲崎健の異次元トークFight!!』アーカイブ視聴しました。

 文化放送サタデープレミアムと題して、vtuberグループ"にじさんじ"の面々とアニメ系ラジオ界隈のベテラン鷲崎さんが1時間のトークをするというラジオ番組です。面白かったです。

 鷲崎さんが1時間出ずっぱりなのはもちろんのこと、にじさんじ側からも月ノ美兎委員長が共同ラジオパーソナリティとして同様の尺出演し、そのほか10分くらいずつ、にじさんじから鈴鹿詩子さん、御伽原江良さん、夢月ロアさんがゲストとして登場しました。

(ぼくが見たのは、リンク先のYoutube版ではなく、文化放送さんの音声のみアーカイブでした)

 久々に本職ラジオパーソナリティのかたの回す番組を見ましたが、「回転がめっちゃ速い!」と驚いてしまいました。Vtuberさんの配信を見るときは――それも、『マインクラフト』で素材を集めながらポツポツ雑談をするといったような内容だったりの、未編集の録って出し的な配信をアーカイブで見るときは――、(申し訳ないことに)1.25~倍で聞くこともあったりするんですが、鷲崎さんのトークは「あれ? 再生速度いじったままだったか? でも文化放送アーカイブにそんな機能なくね?」となるくらいに速い。

 聞いてるぼくとしては、このくらいのテンポで回してくれたほうが楽しいんですけど、この速度で頭や口が回るかというとそうでもない。鷲崎さんのすごさが、配信者筋のYoutuberさんをよく見るようになった今になってわかってしまった。

 

 詩子おねえさんの自分の配信した内容さえ定かでない歴戦の自然体、ギバラちゃんの緊張は見えつつもしっかり面白いトーク、ロアちゃんの借りてきた猫ぶり。どれもよかったなあ。ロアちゃんはガチガチで口数こそ少なかったですが、一発一発がクリティカル、強かったなあ。

 ライバーさんの配信を見ていたり実人生を送っていたりするとわりとこう、沈黙が沈黙として降りてきたりもして、たまに(ぼくの実人生では大半が)それが気まずさに転換されうるときもあるのですが、鷲崎さんの回し方を見ていると、会話(トーク番組)は良い意味でキャッチボールじゃないと勉強になりましたね。ドラクエ式ターンバトルではなくFF式アクティブタイムバトル相手が投げてくるまで、もう一方が間を埋めて繋ぐというやり方もあるんだな、と。

 鷲崎さんにガンガンついていける委員長、ゆったりめの詩子さん、ハキハキのギバラちゃん、ゆったりなロアちゃん……と、出演順番によって自然とリズムに緩急ができていて、そこも面白かったですね。

 

1215(日)

 宿直日。

 朝5時ごろ目覚ましが鳴って起き、頭が回ってなさ過ぎて、「うわっ!? 家でのほほんと過ごしてしまったが宿直日だったじゃん!?」と慌てて職場に行ったら宿直室に人が寝ていてびっくりしてしまった。

 こっちが勝手に勘違いしていただけなのでそりゃ当然いらっしゃるわけで、寝ていたらいきなり部屋が開けられた土~日の宿直さんのほうが遥かにびっくりしてました。す、すみませんでした……。

 ■社交■

  甥っ子(6)(5)と遊ぶ。義姉妹夫婦に朗らかにTV電話したつもりになる。

 甥っ子(6)(5)が我が家に来てスイッチをやっていきました。その前段としてテレビ電話があり、画面内には甥っ子の両隣に若い夫婦がいました。「おっ義姉の妹ちゃんこんにちは! お久しぶりです!」とめちゃくちゃ朗らかに話しかけましたが、実際のところは義姉の妹さんではなく、ぼくが物心つく前から面識のある母方の親戚・2つ上の従姉とその旦那さんでした。人の顔や声への認識能力がどんどん衰えていってますね。おれの頭は大丈夫だろうか……。

 

1216(月)

 ■見たもの■

  にじさんじおもちゃコンペ【加賀美ハヤト/鈴原るる/轟京子/舞元啓介/ジョー・力一】

www.youtube.com

 vtuberグループにじさんじの面々が創作おもちゃ案のプレゼンをするコラボ配信をしてました。参加者は上記のとおり。面白かったです。

 絵などが達者な轟京子さん(銀色のギャルのひと)の凝り性は知ってたんですけど(2つ目のおもちゃはめっちゃ欲しいですね~。みんなでおそろの制服着たJK組とか、首だけ舞元で体は女体とか、捗りそうですね……)、魔界村フロムソフトウェアゲームなどの高難度ビデオゲームの耐久配信の印象がつよい鈴原るるさん(ピンクのひと)のプレゼン力は知らんかったですね。

 鈴原さんのおもちゃプレゼンは、「プレイする時はスイッチをオンにすると、そのまますぐ……発動しますとか両隣は死んでしまうかもしれません」とか、おもちゃとは思えない説明でよかったですね。(あと「ぜったい売れること間違いなしです社長!」の勢いがよかったです)

 

  『【ネストボール級】ネタパしかいない最下層ランクがあるってマジ?【ソードシールド】【にじさんじ/月ノ美兎】』を見ました。※12/20誤解と動画内プレイの問題点について追記訂正しました※

www.youtube.com

 vtuberグループ"にじさんじ"の月ノ美兎委員長が、『ポケモン剣盾』有志によるオンライン対戦枠"ネストボール級"に挑戦された動画を見ました。

 モンスターボール級スーパーボール級マスターボール級といった公式に用意された基準とちがって、ネストボールで競われるのはバトルの強さではなくネタの強度

(12/20追記)

 これについてはぼくの勘違いでした。きちんと調べず、誤解を拡散してしまって申し訳ありません。

 くわしくは発案者のすぃかさんの下記の動画、ツイートを見てください。

 これについて委員長からすぃかさんへ謝罪がなされ、すぃかさん監修の元、ルール周知の動画を1月中に公開する運びとなったようです。すぃかさんの寛大なご対応ありがとうございます……。ぼくzzz_zzzzも、配信したプレイヤー当人ではないとはいえその視聴者として、ルールにそぐわない行動をした配信動画について下記のような感想を述べることよって、ルール違反マナー違反のプレイングの問題点に触れることなく、それどころかそうした問題行動を好意的に取り上げるというかたちで誤解を拡散、迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。

(追記終わり)

 たとえばプレイヤー側で自由に設定できるポケモンの名前と、公式で変わらない"わざ"名や"わざ"発動時の説明文などとを組み合わせることで怪文書を作り出したり、あるいは委員長もアイキャッチ的に取り上げたココガラ固めパーティみたいに謎コンセプトで笑かそうとしたり……とさまざまな手管で切磋琢磨されているみたいですね。

 

 『ツッコマニア』で鍛えた委員長のリアクション/トークスキルが抜群に発揮された面白い動画でした。

(12/20追記)ただし直上で追記したとおり、委員長のプレイには、ネストボール級発案者さまの意図にそぐわないルール違反マナー違反がありました。以下は、雑な認識でそうした問題点に気づかず、能天気に楽しんでしまったダメな感想です。申し訳ございませんでした。(追記オワリ)

 委員長がすごいなと思ったのは、彼女のネタパーティ編成ですね。ただ相手のネタを見て回って実況するだけでなく、彼女自身もまたネストボール級にふさわしいネタパーティを自分で用意してバトルに臨んでます。

 この辺『にじさんじ杯』で、こと委員長に関しては、はなから優勝や一勝できるかはさておいて、手持ちポケモンの名前やら選出やらで相手選手を笑わせること・どんなリアクションが返されるのかを楽しみにしていたぼくのような人物にとって、今回の動画はまさに「これだよこれ!」という内容でした。

 

 ただ、どのバトルでも6匹連れたポケモンのうち毎度おなじポケモン3頭(ミミッキュの"もとカノ"、エーフィの"ヤクチュウ"、ヤミラミの"さいむしゃ"*1)を選出して戦っていたんですね。最初のうちは正直不満でした。ぼくとしては委員長(の寄行)が好きで動画を見ているから「残り3匹のネタも見たい」となるわけですよ。

 でも、動画を見ているうちに委員長のポケモン編成の巧みさに気づかされました

 

 人々がネタに走ろうとしたとき、その巧拙はどうあれ下ネタ(で編成されたパーティ)って絶対にあるじゃないですか。卑猥だったり、(委員長じしんが連れてるような薬物など)アングラネタだったり。そもそもポケモンというのが何かそういう感性を刺激する作品で、リアルタイムで赤緑をプレイした小学生はぜったい「トランセルコクーンの かたくなる!」で笑わされるじゃないですか。(そうか?)

 ネストボール級でも(もちろんそんな上みたいな単純素朴なしょうもないアレではないとはいえ)やっぱり存在するわけなんですが、相手の下ネタ特化パーティに対して委員長のパーティはとても活きてくるんですよね。

 

 下パトレーナーのひだりちくび氏(トレーナー名からして貫徹していてすごい)のロコンの名前をかえた"キョコン"が、委員長の"もとカノ"にをしかけ、「もとカノは あいてのキョコン にメロメロになった」と化学反応を起こす。

 ……そう、委員長のパーティは、自分から仕掛けてネタを披露するだけでなく、相手のネタと掛け合わされることでより大きなシナジーを起こす"受け"パーティだったんです。

 振り返れば委員長は、B’z歌ネタ特化パーティとのバトルにおいても相手ポケモン"こんやぼくは"に対して{とくせい"ふみん"持ちであるため、眠るわざを使用すると「こんやぼくは ねむらない」となる。(16歳の女子高生である委員長でも拾いきれませんでしたが、月の見える丘を思わせる"ムーンシャイン"を使ったりとほかのわざも凝ってます)}自分の連れているヤミラミのわざと組み合わせることでなんとか「こんやぼく は逃げられない!」と面白文章が生み出せないものかと思案してました。

 自分だけ、相手だけでなく、ふたりがからむことで別の色が見えないか?

 そこを探っていくスゴい柔軟性。まさに、

♪「君と僕を 繋ぐこの糸 七色に掻き鳴らしていく」

 ですよ! これがバーチャルYoutuber、これこそが委員長なんだよなぁ。

*1:おそらく同じにじさんじvtuber神田さんから頂いたポケモン。交換時期や、対戦者のかたによるスクショを見るに、着想から動画撮影・編集・アップまで数日の出来事のようで、委員長は頭も足も回転が速い。